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ポリデキストロースは効果絶大!【危険性や副作用も詳しく解説】

<監修医師 サリー>

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お通じやダイエットに食物繊維はとても良いということは皆さんもご存じだと思います。そして食物繊維はサツマイモやリンゴなど様々な野菜や果物に含まれています。

 

実はこの食物繊維は様々な種類があり、含まれている野菜やその性質によって様々な種類に分類されているのです。

 

今回はそんな食物繊維の一種であるポリデキストロースについてその効果や注意すべき点について解説します。

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ポリデキストロースとは

 

ポリデキストロースはリンゴに含まれているペクチンやコンニャクに含まれているグルコマンナンなどに元から含まれている食物繊維とは違いアメリカの製薬会社によって人工的に開発された食物繊維です。

 

トウモロコシから取り出したブドウ糖と人口甘味料であるソルビトール、そしてクエン酸を混ぜて高温で熱して製造されます。

ソルビトールについてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ソルビトール(ソルビット)の危険性!体に悪い添加物なの?

 

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分かれ、ポリデキストロースは水溶性食物繊維です。

 

ポリデキストロースは健康食品の特定保健用食品(いわゆるトクホ)の栄養成分として消費者庁に認可されています。

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とうもろこしは万能の原料

 

そのまま食べる以外でも用途がいっぱい

とうもろこしは夏の野菜の代表です。生でそのままでも茹でたり、焼いたりして食べることが多いと思います。

 

実はとうもろこしはそのまま食べること以外にも様々な食料や飲料、そして食用以外の分野に必要な物資の原料になっているのです。

 

とうもろこしから作られるコーンスターチとは

コーンスターチはとうもろこしから作られるデンプンの1種です。

 

コーンスターチは食品としてビールなど原料である麦芽の代わりに使われたり、中華料理やフランス料理のトロミをだす為に使われます。

 

またコーンスターチはデンプンのりなど食用以外にも用いられることがあります。

 

人以外もとうもろこしを食べる

とうもろこしは乾燥させて牛や豚の飼料として大量に消費されます。またとうもろこしは実だけでなくその他葉や茎も利用できる野菜です。

 

またとうもろこしの葉や茎は乾燥させて植物や野菜などの堆肥としても利用されています。

 

とうもろこしは未来のエネルギーになる

バイオエタノールはとうもろこしを発酵させて作られるアルコールです。エタノールは燃料として利用することができ、ガソリンなどに混ぜて使用されます。

 

本来であればエタノールは石油や天然ガスから作られるのですが、このバイオエタノールは原料がとうもろこしである為、とても環境に優しいエネルギー源として注目されています

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ポリデキストロースは体内での働きとは

 

血糖値の上昇を抑える

血糖値が特に上昇するのは食直後です。口から入った食物は胃に入り胃酸で小さくなります。その後、小腸へ移行します、その時にブドウ糖などの糖分が体内へ吸収されてゆきます。

 

甘い物などの糖質を含む炭水化物を大量に食べると食物の胃から小腸への移行が急激な行われる為、血糖値も上昇してしまいます。

 

ポリデキストロースなどの水溶性食物繊維は粘度の高い溶液となります。この溶液は胃から小腸への移行をゆっくりとしてくれるので、食直後の急激な血糖値の上昇を防いでくれるのです。

 

コレステロールを減らす

ポリデキストロースは、胆汁酸を吸着し、便として排泄する働きがあります。

 

いわゆる悪玉コレステロールは肝臓で胆汁酸に変換される(これを異化と呼びます)ことで十二指腸へ放出されてそのまま便として体外へ排出されます。

 

ポリデキストロースはこの胆汁酸への異化を促進し、結果的に血中のコレステロールを減らすことになります。

 

腸内環境を整える

腸内には様々な腸内細菌が存在しています。腸内細菌には主に2タイプあり善玉菌悪玉菌です。腸内環境は善玉菌と悪玉菌のバランスによって左右されます。

 

善玉菌はいわゆるビオフェルミンなどのお腹の調子を整える乳酸菌などです。悪玉菌にはウェルシュ菌大腸などがあります。

 

ポリデキストロースは善玉菌の栄養源となるため、腸内の善玉菌を増加し、悪玉菌を減らすことができます。

 

特定保健用食品としてポリデキストロースはお腹の調子を整える効果について認可がされています。

 

健康な腸内環境についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
腸内フローラの改善!【3つの食事療法を試してみてスッキリ!】

 

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ポリデキストロースは3つの症状に効果あり

 

糖尿病に効果あり

糖尿病は現代の生活習慣病の一つです。糖尿病で恐ろしいのは血糖が高い状態によって引き起こされる合併症です。

 

糖尿病の合併症によって手術で足の切断、失明、継続的な透析を行わなければならないなど、喜ばしくない経過をたどることもあります。

 

普通であれば食後などで血糖が上がってもその後インスリンが分泌されて血糖値を下げてくれるのですが、日常的な過度な飲食や運動不足が原因で体に蓄積されている糖分が消費されず血糖が常に高い状態にさらされている状態が続くと、インスリンを分泌することが出来なくなったり、インスリンが体に作用しなくなったりするインスリン抵抗性という状態になります。

 

ポリデキストロースは食後の急激な血糖上昇を抑えることで糖尿病の予防に効果があるとされています。

 

高脂血症に効果あり

肥満が原因でおこる脂質異常症も生活習慣病の一つです。脂質異常症はいわゆる悪玉コレステロールが通常に比べて血管内により溜まる高脂血症を引き起こす病気です。

 

悪玉コレステロールが血管内に貯まることによって動脈硬化が引き起こされ、その結果として脳梗塞、心筋梗塞などの病気が合併症として引き起こされるリスクが高まります。

 

ポリデキストロースはコレステロールを減らす作用によって高脂血症を改善する働きがあるとされています。

 

脂質異様症についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
脂質異常症の症状や6つの原因【この食事方法がポイント】

 

便秘に効果あり

ポリデキストロースは腸内環境を整えてくれます。善玉菌が増加することによって腸内の働きが活発になります。便秘の原因の一つは腸の運動が消極的であることです。

 

ポリデキストロースによって善玉菌が増え腸の運動が活発になることによってスムーズに排便が促進され便秘を改善してくれます。

 

また便秘では便が硬いことも原因です。ポリデキストロースは周りから水分を吸収して便を柔らかくするので腸の運動の活発化と共に便秘を改善してくれます。

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ポリデキストロースに副作用など危険性はあるのか?

 

ここまでポリデキストロースの効果について解説してきましたが、様々な有用性の反面で注意すべき点もあります。

 

特に言われているのが下痢軟便です。これはポリデキストロースの水分を集める性質に起因していると言われています。

 

消費者庁による認可では1日摂取量の目安は7~8gになりますのでそれを超えない範囲での摂取と少しでも軟便の状態やひどい下痢になった場合は使用を控えましょう。

 

食物繊維と便意の関係についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
さつまいもでダイエット!【1本のカロリーや糖質まで詳しく解説】

 

ポリデキストロースと難消化デキストリンは開発の目的が違う

 

ポリデキストロースと同じく特定保健用食品として認可されている食物繊維に難消化デキストリンがあります。

 

難消化デキストリンはポリデキストロースと同じとうもろこしから作られる水溶性食物繊維で、日本人の食の欧米化が進むことによって失われがちな食物繊維を補う目的の健康食品として開発されました。

 

一方、ポリデキストロースは糖尿病や高脂血症を予防する目的の為の医療用として開発された経緯があります。

 

どちらも現在では水溶性食物繊維として健康食品として販売されています。

 

ポリデキストロースについて解説しました。食物繊維を摂るには多くの量の野菜や米を食べる必要があります。

 

現代の食生活ではこれらの摂取量が少なく食物繊維の量が不足しがちです。そこでポリデキストロースを含むトクホの食品や飲料を取り入れて上手く食物繊維を補って健康的な生活を送れるように心がけてゆきましょう。

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