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依存体質チェックまとめ【意外な原因と治し方も徹底解説!】

<監修臨床心理士 鈴木崇弘>
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依存体質の対象は、特定の誰かにのみ起こるものではなく、様々なものが対象となります。家族や恋人、または仕事や趣味、占い、ギャンブルなどもそれに含まれます。

ストレスの多い現代社会では依存体質の方というのは珍しくありません。以下に依存体質の特徴や原因、治し方を含めて解説していきます。

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依存体質の特徴

 

構って欲しい

常に誰かに構ってほしくて仕方ないのが特徴的です。何らかの反応が相手からなければ、嫌われているのかなどいろいろ思いをめぐらせます。

 

寂しい

一人でいると寂しく、誰かと一緒にいないと不安で安心することができません。寂しさを紛らわせようとどんどん依存がエスカレートしていきます。心の隙間を依存によって埋めようとしてしまうのです。

 

様々な対象

依存対象は実に様々です。共通するのはどの依存タイプにおいても、それがなければ自分自身を保てない状態になっているということです。

時にはその人の人格までも変えてしまいます。以下に代表的なものを挙げておきます。

 

✅ 家族:家事や収入、生活の全てを家族に頼ります。いわゆるニートと呼ばれます。

✅ 恋人:恋人がいないと存在意義をも見出せなくなり、自分の幸せを相手に委ねます。ほとんどは従属な関係となります。

 

✅ 仕事:仕事をしていれば他のことから逃避できるため、1日の大半を仕事に費やします。仕事がなくなると抜け殻状態になりやすいと言えます。

✅ 趣味:趣味に依存しすぎると仕事がおろそかになりがちです。仕事時間までも趣味に費やすようになりかねないため注意が必要です。

 

✅ 占い:自分の人生の舵を自分で取れず、エスカレートすると自分自身で何一つ決められなくなります

特に依存傾向にあった人で、依存対象が何らかの形でいなくなるなどストレスが多くかかると、占いに逃避する場合があります。

✅ ギャンブル:ギャンブルで勝ったときの高揚感は麻薬と同じように常習性があります。ギャンブルから抜け出せなくなっているのは依存していることと同じです。

 

✅ 買い物:ストレスを感じたときにとにかく何かを買わないと気が済まなくなります。特に欲しくなくても、お金を出して何かを得るという行為でストレスを解消したり寂しさを紛らわせたりします。

 

✅ アルコール:アルコールにより気が大きくなることで小さなことが気にならなくなります。つらいことから逃げたいがために、アルコール摂取量が増え、依存症になることが多いです。

アルコールを過剰摂取することによる害についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
アルコール性肝障害の8つの症状【治療法を分かりやすく解説】

 

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依存体質の原因

 

自信がない

自分に自信がないために、物事の判断を全て相手任せにしてしまい、自分自身で判断ができなくなってしまいます。幸せの基準や価値を相手任せにするため、誰かがいないと自分に価値を見出せなくなり不安になります。

 

自己犠牲

自分を犠牲にしてまで相手に尽くすのは良いことですが、過剰になると自分が犠牲を払ったことで見返りがもらえると期待しかねません。

また、自己犠牲を払うことにより、相手の必要な存在になることで自分の存在意義を見出し、保とうとしている場合もあります。誰かのためにと言いながら本当は自分のためであったりします。

 

逃避

ストレスから気をそらすために他の誰かや物に心身を委ねようとし、そこで得た安心感に喜びを感じるとさらなる喜びが欲しくなります。

エスカレートするとその安心感を求めて他人をコントロールしようとし始めます。相手がそれに応えてくれなければ、イライラしさらにストレスを感じてしまうという負のスパイラルに陥ります。

 

過去

過去の生活環境が原因で、依存体質になることもあります。昔に満たされなかった思いや、トラウマにより、依存体質から抜け出せないというものです。

しっかり過去を省みて、自分の中で過去を受け入れなければ、なかなか抜け出せません。

トラウマについてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
PTSDの症状チェック!治療の方法と期間も解説!

 

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依存体質の治し方

 

依存していることを認める

まず大切なのは依存している自分を認めてあげることです。はっきりと自覚することで、依存心を深めたところで不安は解消されないことがわかり、依存体質から抜け出そうと自身に働きかけることができます。

また、どこに原因があるのか見つめ直すきっかけにもなり、克服するために最善な方法を考えることができます。

 

自分に自信を持つ

依存の原因は主に相手に全ての判断を委ねているところにあり、自分に自信がありません。自分のすることが常に不安で、相手の顔色を伺いながら物事を判断してしまいます。

 

自分に自信を持つということは、物事に対する自己決定を自分自身でできることであり、主体が自分であるため自立につながります。自分に自身を持つことで、誰かに依存することはなくなります。

改善するための方法としてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
自己肯定感が低い意外な5つの原因【劇的に改善する方法も伝授します】

 

生活習慣の改善

きちんとした生活習慣を送ることで、心身のバランスを保つことができます。生活習慣の乱れは身体の不調をきたし、身体の不調は心の不調につながります。

 

ポジティブな思考と自信を持つためには、きちんとした思考が頭で行えなければなりません。生活習慣が整うことで、ストレス度も減り自分自身を含めて、前向きに捉えることができるようになります。

 

カウンセリング

自分自身だけで依存克服が難しい場合は、カウンセリングを受けてみることも良いでしょう。精神的な拠り所として依存していることが多いため、本気で治すには根気のいる作業になります。

自身ではなかなか律せないことでも専門家の方とともに行うことで、克服しやすくなると言えます。

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