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急な下痢や腹痛の原因はコレ!【4つの対処法を試してみて!】

<監修医師 吉野 聖奈>
トイレ 

急な下痢は困りますね。授業中、運転中、電車やバスなどに乗車中など「今トイレに行けない」状況でよく起こりますが耐える、治まるのを祈るほかありません。今回は、急な下痢や腹痛の原因や症状、またその対処法について解説していきます。

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急な下痢や腹痛の原因

 

ストレス

ストレスから下痢になるのは、腸の異常というよりも精神的な影響が大きいと考えられます。胃や腸の内臓は自律神経と大きく関係しています

 

不安や緊張などの大きなストレス、プレッシャーがかかると自立神経が乱れて腸が急激に活発になったり、腸管が痙攣して水分の調整がうまくできなくなったりして下痢や便秘になります。20代〜30代に多いようです。

 

飲み過ぎ・食べ過ぎ

暴飲暴食は腸内の消化不良をおこし腸内環境を悪化させます。特にアルコールなど水分をたくさん摂ると、下痢になる可能性が高いです

暴飲暴食の原因はストレスによることが多いです。暴飲暴食を防ぐ為にも、ストレスの発散方法を見つけましょう。

飲み過ぎのトラブルを解決する方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
飲み過ぎで下痢や吐き気が止まらない!【この対処法で楽になる】

 

 

冷え

お腹が冷えると、自律神経が刺激を受け、腸が異常収縮し水分を吸収せずに排出されてしまいます。その場合、下痢になることがおおいです。「お腹をだしてねると冷えるよ」と子供のころに言われた経験はありませんか?

 

体調不良

体調が悪い時には、内臓の機能も低下しています。食べものもおかゆなどあっさりした消化がよいものを食べますよね。

内臓の機能が低下している時にいつも通りの物を食べると消化不良をおこし、下痢になってさらに体力を消耗する可能性が高いです

 

病気

大腸がんや、潰瘍性大腸炎、クローン病など腸の疾患によるものや、胃や膵臓、肝臓の病気による下痢、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、糖尿病など代謝の異常からの下痢など様々な病気の可能性があります。

下痢が長引き、薬を飲んでも中々回復しない時は病院を受診しましょう

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考えられる病気の可能性

 

食中毒

有害、有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物を飲食した結果、下痢や嘔吐、発熱などの疾病(中毒)をいいます。下痢や嘔吐などの場合は常温の水や湯冷まし、スポーツドリンクで水分補給をして様子をみます

下痢や嘔吐、発熱や重い腹痛がある場合は感染性胃腸炎などの可能性もあるので病院へいきましょう。

 

過敏性腸症候群

原因がハッキリしていない病気ですが、ストレスが加わるとストレスホルモンが脳下垂体から放出され、その刺激で腸の動きがおかしくなり過敏性腸症候群の症状がでているようです

 

これが繰り返されると、少しの刺激でも脳のストレス反応を引き出してしまい慢性化してしまう悪循環に陥ります。20代〜40代に多く、ストレス過多な先進国に多い病気です。

治療方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
過敏性腸症候群の食事療法を紹介!【原因を知って治療しよう!】

 

急性胃炎

胃の不快感やむかつき、嘔吐や吐血、食欲不振などの症状がある胃粘膜の炎症です。アルコールや香辛料などの刺激物の飲食、薬の副作用、タバコの吸い過ぎも原因としてあげられます

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急な下痢や腹痛になったときの対処法

 

温める

お腹が痛くなったらまずは温めましょう。カイロを貼ることが手軽です。カイロがない場合は、タオルをお腹にまいても保温効果があります。お腹や体全体を温めましょう。

身体が温かくなるとこわばった身体もほぐれてリラックスできます。ストレスの緩和にもなるので是非試してみてください。

 

ツボ押し

✅ 気海

身体を元気にするツボといわれています。下腹部痛、便秘解消、下肢の冷えに効果が期待できます。おへその下、約3cm辺りにあります。左右の人差し指と中指を添えて、ゆっくりと押し込むとよいです。お腹のツボなので食後30分以内は控えてください。

 

✅ 合谷

頭痛、下痢、アトピー、嘔吐、肩こり、精神不安など万能のツボといわれています。手の甲にある、親指と人差し指の骨がぶつかるところで、どちらかといえば人差し指の骨の内側にあります。押すと、痛いけど気持ちいい感覚です。

 

深呼吸

急に痛む時こそ、落ち着いて深呼吸をしましょう。腹痛にも深呼吸は有効で、気を紛らわせ、心を落ち着けるリラックス作用があります

 

ゆっくり10秒程かけて息を吸い込み、5〜6秒息を止めて、また10秒程かけてゆっくり吐き出しましょう。少しずつですが効果がでてきます。

呼吸の方法についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
横隔膜の場所はココ!【収縮させる呼吸法をしっかりマスター】

 

白湯をのむ

白湯とは湯冷ましのことです。沸騰したお湯を60度くらいまで冷まします。熱いからといって、水をいれて温度をさげることはしません。お腹が冷えている時に、温かい白湯を飲むことで腸を直接温めてくれて症状が改善します。

 

もちろん、応急処置的なことなので後から病院へいったり薬を飲んだりする必要も出てきます。手軽にできて、カロリーゼロ、血行がよくなり冷えが改善する効果があるので是非試してみてください

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