Sponsored Link

感染性胃腸炎の症状が軽いけど期間や感染力が気になる!

<監修医師 吉野 聖奈>
1

かかってしまうと地味にツライ感染性胃腸炎。

周囲の人がなってしまうだけでも注意が必要ですよね。

 

今回はそんな感染性胃腸炎の症状、感染期間などをご紹介していきます。

スポンサーリンク
 

感染性胃腸炎の症状

 

感染性胃腸炎とはウイルスや細菌が身体の中に入る事により、嘔吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こすものです。

特に冬場になると「ノロウイルス」「ロタウイルス」などの病名を耳にしませんか?

 

これらの症状は文字通りウイルスによるもので、

例えば

生の牡蠣を食べて食中毒を起こす…というケースが「ノロウイルス」

感染性胃腸炎になり、子どもが重篤な脱水症状になって入院するというケースが「ロタウイルス」

ということです。

 

特に生後3か月から3歳ぐらいまでの子供に発症しやすく、これに関連する調査によると15人に1人の子供がロタウイルスが原因の感染性胃腸炎で入院する事が報告されています。

 

ノロウイルスは特に秋から冬にかけて、流行する事が多いです。

 

細菌によるものだとサルモネラ菌、病原性大腸菌(いわゆるO-157など)が挙げられます。これらは夏場の食中毒の原因になるものです。

スポンサーリンク

感染性胃腸炎の症状が軽い時の期間や感染力について

2

症状の期間

ノロウイルスに関しては感染してウイルスの潜伏期間が18~48時間、ロタウイルスは1~3日の潜伏期間があり、ノロウイルスの方が比較的回復までの時間が短いです。

 

両方とも症状的には嘔吐や下痢といった症状、全身倦怠感や発熱になりますが、ロタウイルスの特徴としては水のような濁った白っぽい便が出ます。

 

症状は人によりますが、吐き気と下痢が続くだけで、熱は微熱・・なんて軽い症状の方もいます。

ひどくなると脱水症状を引き起こしたりします。

 

細菌性のものはこれらの症状が重い事が多いです。脱水症状を防ぐためにも水分をこまめに取ることが大切です。

 

しかしながら、水分も取れない位に嘔吐がひどい場合もあります。

その際は病院を受診し、点滴などの早めの処置を受ける事が重要です。

 

ノロウィルスに関しては以下の記事も参考になります。

【関連記事】
ノロウィルスの検査方法は検便?費用についても解説!

感染力

症状は上記でもお伝えしたように感染性胃腸炎にかかっても長くて1週間程度です。

しかしながら、ウイルス自体は完全に身体の中から消え去っているわけではないのです。

 

かかった本人の感染力は1週間から長くて1か月程あります。

本人は何とも思っていなくても、周りは感染しないか・・なんてそわそわしているかもしれませんね。

 

知らず知らずに触っている扉やドアノブなどにも簡単にウイルスは付着しているかもしれません。

流行の時期は周囲にかかった人が居た時、自分がかかった時・・触った物や場所には注意し、周囲への配慮も大切にしたいものです。

 

特に注意すべきは手洗いを徹底的に行う事です。手に付着した菌やウイルスが口から入って感染ということは稀ではありません。

きちんと石鹸を使い、隅々まできれいに手を洗うように心がけて下さい。

 

もし感染者が乳幼児の場合などはオムツ交換の際や、吐いた嘔吐物を「素手で触らない」ように気を付けて下さい。

 

触ったところからすぐに感染する可能性がありますので、

汚物の処理にはなるべく捨てられるゴム手袋、マスクなどを使用し、万が一触れた際にはすぐに石鹸で手を洗うようにして下さい。

 

感染性胃腸炎の感染力に関しては以下の記事も見てみて下さい。

【関連記事】
感染性胃腸炎の症状が軽いけど期間や感染力が気になる!

スポンサーリンク

感染性胃腸炎にかかっている間の過ごし方

 

かかっている間はなるべく「会社や学校」は休むこと。

自分の体力を回復させる為はもちろんのこと、周りにうつさない為にもです!

とにかく療養することが大事です。ちなみに細菌性の腸炎などに関しては抗生物質の治療が有効的。

 

ですが、感染性胃腸炎のウイルスに効く抗生物質などのお薬はほぼありません。

(腸の調子を整える整腸剤、腹痛を止める痛み止め、下痢を止める下痢止めなどはありますが)

 

ウイルスを身体の中から出し切る事が重要なので、よっぽど外出しなければならない場合以外は、下痢を止めない事も大事なのです。

3

下痢も身体の中のウイルスを外に出そう出そうとする行為です。

その際に下痢になると脱水状態になりやすいので、必ず水分を取り、脱水にならいように気を付けて下さい。

 

経口補水液、スポーツドリンクなどがおススメです。水やお茶などの水分は塩分や糖分がない為、感染性胃腸炎の際の水分補給には不向きです。

 

これらの飲み物を冷やしすぎる事も注意しましょう。冷えて腹痛を起こす原因になり兼ねません。

なるべく常温で飲用すると良いです。

 

まだ下痢や腹痛が軽度の場合は、スポーツドリンクも少し薄めて飲むのが良いです。

スポーツドリンクはそのまま飲むと糖分が高いので下痢がひどくなる場合があります。

【関連記事】
水下痢で腹痛があるのは危険!食事や対処法を教えて!

 

そして食欲がある時は消化の良いもの(脂肪分の多い食事は避ける)を食べるようにして、脱水状態を避けるように塩分お糖分などの調節をうまく行って下さい。

 

最近は経口補水液という、スポーツドリンクに近い飲み物ですが、塩分と糖分が必要な水分補給用に調節されているものもあります。

 

スポーツドリンクよりもお値段は少し割高(1本200円程度)ですが、これらを活用するのも良いです。

とにかく身体を休めて、体力回復とウイルスを外に出すことが、早く治るための近道です。

【関連記事】
感染性胃腸炎の症状が軽いけど期間や感染力が気になる!

 

そして自分が使ったトイレの便座やドアノブ、食器など・・除菌など、他の方への感染を防ぐためにも気を付けるように心がけましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

スポンサーリンク
 
 

関連するこちらの記事も読まれています

サブコンテンツ