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目がしょぼしょぼする6つの原因と対処法【涙も出てきて痛い】

<監修視能訓練士 kenkensanta>
目こする パソコンやテレビが隅々まで浸透している社会では、目がしょぼしょぼして困っている人は多いでしょう。

目がしょぼしょぼすることが多く、普段から目がしょぼしょぼするようになると非常に困ります。

 

今回は目がしょぼしょぼして、涙が出てきたり、痛みがあったりする場合の原因と対策法について解説していきます。

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目がしょぼしょぼする6つの原因

 

疲れ目(眼疲労)

疲れ目はパソコンやスマートフォンの画面を見続けたり、長時間の読書や細かい作業をしたりして、目が疲れた状態のことです。

長時間酷使すると目の筋肉や細胞に疲労がたまり、様々な異常が現れてきます。

 

そもそも液晶モニターは自然界には少ない青い光を強く放つ道具です。

青い光(ブルーライト)は赤や緑の光よりも紫外線に近いためにエネルギーが強く、目を強く刺激して疲労させます。

 

また、スマホはモニターが小さいので、顔を近づけて集中して見ることになり、より目が疲れやすくなってしまいます。

 

眼精疲労

目がしょぼしょぼするときの原因として最も多いものの一つが眼精疲労です。

眼精疲労と疲れ目は言い方が違うだけで同じものと思いがちですが、実は異なる物です。

 

疲れ目は一時的な目の疲労のことで、目を休ませたり睡眠をとったりすれば自然と改称され、体の他の部位に影響が出ることもありません。

 

しかし、眼精疲労は一晩寝ただけでは症状が改善せず、疲れ目の症状が慢性化・重症化します。

 

目を使っていない時でも目が痛い、しょぼしょぼするなどの目の異常に加え、めまい、頭痛、肩こり、胃痛、食欲不振などの身体的症状が出るようになります。

 

さらに進行すると、イライラや不安感、抑うつなどの心理的な症状まで生じます。

 

一般的に、疲れ目が起きたときに目を酷使続けることが常態化すると、眼精疲労へと発展してしまうことが多くあります。

 

目を酷使する環境の他、仕事上のストレス、各種神経症、自律神経失調症など、心理的要因から眼精疲労が起きることもあります。

 

また、乱視や近視、遠視などの目の屈折機能の異常、老眼などの視力調節機能の異常や、コンタクトレンズや眼鏡の度があっていないことなども、眼精疲労を引き起こす原因となります。

【関連記事】
眼精疲労の症状チェック!こうやって解消してみて!

 

ドライアイ

ドライアイは眼精疲労の際に一緒に出ることが多い症状で、その名のとおり目が乾燥してしまうことで生じます。

 

眼の表面は常に涙で潤っており、繊細な角膜を乾燥や汚れ、細菌から守るとともに、栄養の補給を行っています。

 

しかし、モニターを長時間見続けているとまばたきの回数が減り、目が乾燥してしまいます。

その結果、目がゴロゴロする、目の疲れ、充血、痛みといった症状が生じます。

 

眼精疲労患者の約60%がドライアイを併発しており、目のしょぼしょぼが悪化する原因となっています。

【関連記事】
目が乾く病気!症状や6つの対策をチェック!

 

アレルギー

花粉症などのアレルギー反応によって、目がしょぼつくこともあります。

眼精疲労がドライアイなどで涙が出にくくなっているのに対し、アレルギーではたくさん涙が出るようになります。

 

また、涙と原料を同じくする鼻水が出たり、くしゃみがとまらなくなったりする点も特徴です。

 

花粉症というと春先のスギ花粉を連想しますが、夏のブタクサの花粉も原因となりやすい物質です。

花粉以外には、部屋のホコリに含まれるダニの死骸などのハウスダストもアレルギーの原因となります。

 

アレルギーは年齢や生活環境の変化によって突然発症することがあり、急に花粉症やハウスダストアレルギーになることも珍しくありません。

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大丈夫?化学物質過敏症の症状や治療法について解説!

 

眼瞼(がんかん)けいれん

眼瞼けいれんとはその名のとおりまぶたの痙攣のことで、自分の意志とは関係なく瞼周辺の筋肉が収縮してしまうことです。

 

初期症状は「目が疲れるとまぶたがぴくぴくする」「眩しい感じがする」「目が乾いてしょぼしょぼする」などの物があります。

 

症状が進んでいると、まるで眠い時のようにまぶたがしょっちゅう下がってきて、やがて目が開けていられない状態になります。

 

原因としては大脳の一部の機能障害、まぶたや角膜に炎症が起きる病気の刺激など、いろいろなものが報告されていますが、まだ完全には解明されていません。

 

症状の進行はそれほど早くないのですが、放っておいても良くなることはないので、症状を和らげるための治療は必須となります。

 

似た症状に「片側顔面(へんそくがんめん)けいれん」があります。

 

眼瞼けいれんに似ていますが、眼瞼けいれんが両方のまぶたに出たり眩しい感じがしたりするのと異なり、片側顔面けいれんは顔の片側に全体的に起きるという違いがあります。

 

高血圧や高脂血症の患者さんが発症することが多く、動脈硬化の進行した血管が顔の神経を圧迫することが原因と考えられています。

【関連記事】
顔面ミオキミアの原因はストレス?治療法も解説!

 

風邪・インフルエンザ

その他、インフルエンザや風邪といった感染症でも同様の症状が現れることがあります。

風邪の症状を花粉症と間違えて、熱が出るまで気が付かないこともあるので、日ごろの体長をよく把握しておくことが大切です。

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目がしょぼしょぼする時に効く対処法

しるし   

疲れ目、眼精疲労の対処法

疲れ目や眼精疲労の場合、何よりも大切なことは目を休ませることです。

 

集中して作業をするときでも、1時間ごとに10分か15分程度の休憩を取って、何も見ないで目を休ませたり、なるべく遠くの物をぼんやりと眺めたりすれば、かなり目を休ませることが出来ます。

 

目薬は目の乾燥を抑え、炎症を抑えたり緊張を解いたりする効果があります。

眼を休ませるときに、一緒に使うとさらに効能がアップします。

 

目を疲れさせる原因であるブルーライトをさえぎる効果を持つ眼鏡や、モニターに貼るフィルムも使ってみるとよいでしょう。

 

いずれも目の負担を和らげるために効果的ですが、一番大事なことは目を使い過ぎないことです。

 

適度に休憩をとること、パソコンやスマートフォンを夕方以降、特に夜遅くになってからはあまり使わないようにすることを意識すれば、かなり楽になります。

 

また、ビタミン類の摂取も重要です。うなぎやニンジンに含まれるビタミンAは角膜、網膜の働きを助けて、涙の量を一定に保つ効果があります。

 

青魚や豚肉に含まれるビタミンBは視神経の働きを活性化させる効果、いちごや小松菜に含まれるビタミンCは水晶体の透明度を保つ効果があります。

 

その他、目に良い食品としてはブルーベリーが有名です。

ブルーベリーの青紫色の元になっているアントシアニンという色素は、網膜で消費されるロドブシンという物質の再合成を活性化させる作用を持ちます。

 

目の疲れを取る場合にも、バランスの良い食生活は欠かせません。ビタミンやアントシアニンも、必要に応じてサプリで補給するようにしましょう。

 

眼精疲労が長引く場合の対処法

目を休ませたり環境を変えたりしても眼精疲労の症状が治まらない場合は、環境以外の要因が関わっている可能性があります。

 

最初に考えられるのは、近視や遠視、老眼といった目の機能異常や、眼鏡の度があっていないなどの原因です。

ちゃんとピントが合うようにしてやれば、それだけ目の疲労が少なくなって症状も緩和していきます。

 

怖いのは、眼瞼けいれんのような別の病気や、白内障・緑内障といった病気が進行しているときです。

 

白内障緑内障を患うと目の機能に異常が生じるために疲れを感じるようになってきて、目の使い過ぎと勘違いすることがあります。

 

緑内障は徐々に進行してくる病気なので、視界にかけが生じるなど明らかにおかしい症状が現れたときは取り返しがつかないので、早めの発見と対処が必要不可欠です。

 

眼瞼けいれんの場合は初期症状がドライアイと似ていますが、眼科で行われる瞬きのテストや、ろ紙を挟んで涙の不足を調べるテストで診断することが出来ます。

 

いずれの場合でも、眼科を受診すれば診断してくれるので、目のしょぼしょぼがなかなか収まらないときは病院に行ってみることにしましょう。

 

普通の眼精疲労の場合でも、適切なアドバイスと投薬を受けることが出来るので、それだけ回復が早くなります。

 

アレルギーの場合の対処法

アレルギーの場合は、眼精疲労や眼瞼けいれんの場合と違って、涙や鼻水が出てくるようになる点が違いです。

目のかゆみも強く、ついついこすって目を傷つけてしまいがちになります。

 

これまでは花粉症になったことがなくとも、突然発症する場合もよくあります。

花粉の季節でなくとも、風邪と間違うこともありますが、ハウスダスト由来のアレルギーの時もあるので、アレルギー科や眼科を受診して確かめてみましょう。

 

花粉をシャットアウトする眼鏡、坑アレルギー剤を使えば、対症療法ではありますが、症状を和らげることが出来ます。

 

パソコンやスマホは便利なものですが、同時に目に大きな負担をかける道具でもあります。

負担が過ぎれば、重要な器官である目に異常をきたすだけでなく、神経そのものにも不調が生じてくるようにもなります。

 

また、目がしょぼつくだけだと考えていても、実は怖い病気が進行しているシグナルの時もあります。

決してただの疲れとは思わず、適度に目を休める習慣を忘れないようにして、体の異常を見逃さないように気を付けましょう。

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