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目にできものができる4つの原因!【白いし痛いコレは何?】

<監修視能訓練士 kenkensanta>
目

目の病気と聞いて一番身近なものはできものの「ものもらい」ではないでしょうか。

白いできものができたり、痛みがあったり、腫れたりして嫌なものですよね。

 

そんなものもらいですがいくつかの種類があるのをご存知でしょうか。原因を含めてご紹介します。

 

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ものもらいとは

 

まぶたにある皮脂や汗を出す腺に何らかの菌が感染しておこる炎症の事を言います。

地方により、めばちこ、めいぼ、めもらい、めっぱ、おひめさんなどいろいろな呼び方をされています。

 

目のできものが出来る種類と原因

 

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

まぶたの脂腺、汗腺に菌(主に黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌)が感染して炎症を起こしたものを言います。

 

まぶたの一部の赤みや腫れから痒みや痛みが現れ、炎症が進むと症状が重くなり、目やにが出ます。

化膿して膿がたまりますが皮膚が破れて排出されると症状が回復します。リンパ節の腫れを伴うことがあります。

また麦粒腫には外麦粒腫と内麦粒腫があります。

 

【外麦粒腫】

まぶたの外側にできます。あまり痛みを感じませんが、まばたきをしたときに異物感があります。

【内麦粒腫】

まぶたの内側にできます。外麦粒腫よりも痛みや腫れなどの症状が強くなる傾向があります。

 

眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)・眼瞼膿瘍(がんけんのうしゅ)

眼窩蜂窩織炎とは炎症がひどくなり、眼球の周囲まで膿がたまり重病化したものを言います。

主な治療としては抗生物質の点眼・内服ですが、化膿がひどい場合は切開して出します。

激痛が伴う場合は入院も覚悟して下さい。

 

早めに適切な治療を行わなければ命に関わる場合もあります。

目の周りの不衛生が原因になることが多いので、コンタクトレンズやアイメイクをしている人、前髪が目にかかる人、目をこする癖のある人などは注意が必要です。

 

コンタクトレンズ装着に伴うトラブルについてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
コンタクトの違和感の原因はコレ!【4つの解消方法を伝授】

 

また、寝不足や季節の変わり目、抵抗力が落ちているときに汚い手で目をこすったりしないようにしましょう。

一方、眼瞼膿瘍は麦粒腫などを放置して悪化した結果、発症しやすくなります。

やはりこちらも放置すると症状が悪化し手遅れになってしまうこともあるので、早めの眼科検診が重要です。

 

霰粒種(さんりゅうしゅ)

まつ毛の生え際にある油を分泌するマイボーム腺の出口が詰まって炎症が起き、白い固まり(肉芽腫)ができます。

無菌性の炎症で、まぶたの腫れや異物感はありますが、赤みや痛みはありません。

 

年齢に関係なく発症し、通常はあまり痛みがありません。

腫瘤が小さい場合はそのまま放置することもありますが大きい場合はステロイド注射や手術で摘出をします。

 

急性霰粒種

急性炎症を起こした状態を言います。通常の霰粒腫と違って痛みがあります。

このときの症状は麦粒腫と似ています。治療法としては抗生物質を投与します。

 

白血病

白血病は血中の白血球が増える病気ですが、未成熟な細胞や成熟細胞が異常増殖することにより正常な赤血球、白血球が生産されず、免疫力の低下・貧血が起こります。

免疫力の低下を招くため、ものもらいができやすくなる場合があります。

白血球の役割についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
白血球が多い!【6つの病気や症状に注意して!】

白血球が多い原因はコレだった【運動はしちゃダメなの?】

 

通常の治療をしてもなかなか治らない場合や何度も繰り返し起こる場合は眼科だけでなく内科などで診察を受けてみることをお勧めします。

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ものもらいはうつる?

 

前述のとおり、麦粒腫・毛嚢炎は菌、霰粒種は腺の詰まりが原因です。

その他のものもウイルスによる発症ではありませんから人にうつることはありません。

 

ものもらいではありませんが、目の病気の一つとして結膜炎があります。

こちらはウイルスが原因で起こるものですのでタオルの共有などにより他の人に感染する場合があります。しかし、空気感染はありません。

 

ものもらいに効果を発揮する市販薬についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ニフラン点眼液0.1%の効果ガイド【ものもらいや花粉症から解放】

 

以上、ものもらいについてご紹介しました。

 

ものもらいは免疫力が落ちているとできやすいため、規則正しい生活やバランスの良い食事をするよう心掛けることが大事です。

繰り返しものもらいができるという人は生活のスタイルを見直すようにしてください。

 

意外に思われるかもしれませんが、目の異常から全身の病気がわかる場合があります。

なかなか治らないときには眼科だけでなく、内科などの受診も考えてみてくださいね。

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