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股関節が固い4つの原因【このストレッチで下半身太りも解消!】

<監修柔道整復師 田中惇郎>
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骨盤ダイエットや股関節のストレッチなど耳にしたことがある方も多いかと思います。股関節が固いと血行不良などから下半身太りの原因になると言われています。

 

今回は股関節が硬くなる原因を身近なものから挙げ、股関節が柔らかくなるとダイエット以外にどのようなメリットがあるのかを解説したいと思います。

さらに股関節を柔らかくするストレッチ法についても説明していきます。

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股関節が固い原因

 

筋肉

股関節には複数の筋肉が関与しており、そのいずれか一つでも固ければ股関節が固くなります。

 

股関節の前後の開脚が苦手な場合、股関節を屈伸させる筋肉が弱いか、もしくはふくらはぎや大腿の裏、お尻や背中の筋肉が緩みにくいことが原因です

 

また股関節の左右の開脚が苦手な場合は、大腿を外転させる筋肉の収縮力が低いか内転させる筋肉が緩みにくい、あるいはその両方が原因かもしれません。

筋肉の緊張状態(コリ)によるものが多く、緊張状態が続くと筋肉が拘縮します。

 

長時間のデスクワークなどで同じ姿勢で過ごすことが多いと股関節の筋緊張が起こりやすくなります。

 

股関節が筋肉痛になった場合の対処方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
股関節が筋肉痛の5つの原因【この治し方で辛い痛みから解放!】

 

加齢

加齢により血管や筋肉は固くなり、関節の軟骨のクッションもすり減っていきます。

 

たくさんストレッチをしても体が柔らかくならない場合、骨に原因があるかもしれません。股関節亜脱臼という脱臼まではいかない程度に骨がずれている状態があります

 

股関節亜脱臼の場合、股関節が固くなるだけでなく腰痛も伴います。また股関節の老化が早まり軟骨もすり減ります。また重心のずれから骨盤が歪むことで骨格のバランスが悪くなり股関節が固くなることもあります。

 

正しい姿勢で過ごし骨盤の歪みをなくすことが大切です。

 

股関節が脱臼した場合の症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
股関節脱臼(大人)の症状はコレ!【早期治療しないと大変なことに】

 

病気

脳卒中などで一部の筋肉に麻痺や弛緩が生じることで股関節が固くなることがあります。また神経障害によっても動かしづらくなることがあります。

糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害や座骨神経痛なども神経障害に含まれます

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股関節がやわらかいと良い理由

 

ダイエット

股関節が柔らかくなることで新陳代謝が上がり、脂肪燃焼効果が期待されます。

特に股関節のストレッチは腰やお尻、大腿部などの大きな血管を動かすため、脂肪燃焼効果が高まります

 

また股関節周りの血行が良くなることにより腸や内臓が活発に動くようになり、体の不要なガスを排出できるとともに便秘の改善につながります。

 

血行促進

血の巡りが悪いと足先など末端に血流が流れにくくなり冷え性やセルライトなどの原因となります。筋肉や関節が柔らかくなるとその周りに張り巡らされた血管の血液循環が良くなり、老廃物が流れやすくなります

 

そうするとむくみも解消されますし、内臓状態まで綺麗に保つことができます。

血液循環の良さは体内環境を整え、全身の健康状態の改善につなげることができる非常に大切な役割を担っています。

 

けが防止

体の柔軟性は様々なけがの予防になります。

股関節が柔らかいことにより、止むを得ず筋肉や関節を傷つけてしまうリスクが軽減できますし、筋肉の伸縮によりけがにつながりにくい身体の状態を保つことができます。

【関連記事】
股関節炎の原因や治療法ガイド【大人・子供別に解説します!】

 

疲労・老化防止

新陳代謝や血行が促進されると疲労の蓄積や老化の防止にもつながり一石何鳥ものメリットが生まれます。

 

股関節を柔らかく保つことでそれらの改善効果が得られるため、積極的に股関節のストレッチなどを行い、日常生活から疲れにくい体、衰えにくい体を作るように気を配ると良いでしょう。

 

ストレスの軽減

股関節の違和感や痛みは全ての動作に影響を与えるため、無意識下でストレスを与えていることがあるそうです

 

身体の不調は心の不調と密なつながりがあるため、無意識下で影響を与えるとなると、心の不調にもつながり兼ねません。

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おすすめのストレッチ法

 

✅ あぐらをかいてストレッチ

テレビなどを見ながらいつでもできるストレッチです。両足の裏を合わせて背筋を伸ばして地面に座ります。

合わせた両足が離れないように軽く手を添え、かかとをできるだけ自分に引き寄せます。その状態のまま膝を上下20回程度動かします。

 

次に膝に手を乗せて、10秒数えながらゆっくりと下に力を加えていき、膝が床につくイメージで行います。

日々少しずつ続けることで徐々に股関節が柔らかくなるのを実感できると思います。

 

✅ 前屈

開脚して前屈したり、両足を閉じて前屈することで股関節周りの筋肉をほぐします。

 

✅ お尻歩き

両足を伸ばし床に座ります。手は腰に当てるかお腹の前で組み、床の上を前に15歩、後ろに15歩ずつ程度お尻で歩きます。

続けていくことで骨盤の歪みを正しい位置に戻すことができます。

 

✅ ラジオ体操

ラジオ体操を続けることにより、屈伸運動や体を伸ばす運動が盛り込まれているので、全身を満遍なくほぐすことができます。

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