足の甲の内側が痛いけど筋肉痛?地味に辛いですよね。。。
<監修医師 まっちゃん>
「足の甲の内側が痛む」
「足の甲に痛みを感じるのは筋肉のせい?」
そんな悩みを抱えたことはありませんか?
地味に苦しい足の甲の内側に感じる痛みについてしらべてみました。足の甲の内側が痛む際の参考にして下さい。
足の甲の内側が痛む原因
関節に問題がある場合
人体骨格を見たことがありますか?人間の足の骨格は、丸い骨と細長い骨が組み合わさった非常に複雑な形をしています。
何らかの原因でこの骨と骨の間の関節に問題が起きると、足の甲の内側が痛むことがあるのです。
原因不明の足の甲の痛みを感じるのは、外側より内側のほうが多くなっています。
疲労骨折
疲労骨折は強い衝撃を受けなくても起こりうるものです。
運動などで同じ箇所にくりかえし負荷がかかった結果、ヒビが入るようにして疲労骨折が起きます。
腫れる場合もあれば腫れない場合もありますが、痛む箇所をそっと押すと激痛が走るので判断しやすいでしょう。
ただしレントゲンでは見えにくいほどの細かなヒビなので、病院の診察では発見できない場合もあります。
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「骨折していないから大丈夫」と病院で言われても、まだ痛むようであれば無理は禁物です。
足の甲の内側の痛みを治す方法
安静にする
足を酷使することは症状を悪化させるので、できるだけ安静にします。
痛みを和らげるために湿布を貼って様子見をする場合もあるかと思います。
しかし、骨に関する原因で足の甲の内側が痛む場合、湿布はほとんど効果がありません。
あくまで一時の気休めですのできちんと足を休ませましょう。
症状が改善されない場合は病院で診察を受けた方がいいです。
整形外科を受診しましょう。
関節をほぐす
骨に問題があり足の甲の内側が痛む場合は、原因となる箇所を探し関節の動きを和らげるマッサージを行います。
ただし素人がやると逆に関節を痛める恐れがあるので、整体院で施術してもらった方が安全です。
足の甲に筋肉痛のような痛みが出る原因
足は骨だけではなく、腱や筋肉、筋で構成されています。
骨に問題がなければ、足の甲の内側に感じる痛みはどこからくるものなのでしょうか。
考えられる原因を挙げていきます。
腱鞘炎が原因?
ものを書く作業が多い職に就いている人の悩みとして「腕が腱鞘炎(けんしょうえん)で動かせない」という話を聞きますが、腱鞘炎が起きるのは腕だけではありません。
酷使しすぎれば足も腱鞘炎を起こします。
なぜ足の甲の内側に腱鞘炎の症状が現れるのかというと、足の甲の皮膚の下に腱があるからです。
足を酷使しすぎるとこの腱に負荷がかかり、腱鞘炎の症状が現れます。
疲労性の炎症
炎症は同じ場所に負荷がかかることで発生します。
特にジャンプなど着地に骨や筋肉への負担をかける運動を行うことで起きます。
バレリーナやバスケットボール選手に多く見られる症状という事からも分かるように、足の甲に体重をかけてしまう動きのあるスポーツを嗜む人は要注意です。
筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん)
足の甲の内側が痛むからといって、原因が足の甲だけにあるとは限りません。
別の部位が原因となり、別の部位が痛む「関連痛」があります。
「筋筋膜性疼痛症候群」はその一種で、すねに起きた筋肉痛が原因となり足の甲の内側が痛むのです。
すねにある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)や長指伸筋(ちょうししんきん)といった筋肉に炎症が起きると、足の甲に痛みを感じます。
なぜ別の場所の筋肉痛を感じてしまうのかというと、これらの筋肉が足の甲にある筋肉と連動し、収縮などにより足を動かしているためです。
足の甲の腫れに関しては以下の記事を参考にしてみて下さい。
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足の甲の筋肉痛を治す方法
足の甲に負担をかけないようにする
足の甲の痛みは、甲高の足を持つ人や運動をする人に起きやすい症状です。
常に足の甲に負担がかかっている状態で、なかなか足を安静にしないために症状が悪化してしまいます。
足に痛みを感じた場合は、無理せずに安静にしましょう。
また靴紐をきつく結びすぎても足の甲に負担がかかります。
靴紐のきつさを確認したり、きちんと足の形に合う靴を履くようにしましょう。
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マッサージでほぐす
マッサージで疲労した筋肉をほぐします。
マッサージをしてもまだ足が痛む場合はテーピングで固定します。
骨が原因となる足の甲の痛みは整形外科で診察してもらいましょう。
筋肉が原因となる痛みはマッサージや靴の見直しで対処出来ます。
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