足の甲の骨折の症状はコレ!放置してたら大変なことに!?
<監修医師 まっちゃん>
「足の甲が骨折したかも?実際にはどんな症状が出るの?」
「足の甲が骨折しても、放置していればいつか治るんじゃないの?」
足の甲を強打してしまったときにとっさに頭によぎる疑問、放置したままはもったいないです。
足の甲の骨折に関する情報を集めましたので、参考までにご覧下さい。
足の甲が骨折する原因やタイミング
足の甲が骨折する原因とは?
まず、足の甲を強打すると骨折します。ですが特別強くどこかに打ちつけた覚えもないのに骨折している場合もあります。それが「疲労骨折」です。
疲労骨折は、くり返し同じ箇所に負担をかけすぎることで骨にヒビが入り全体に波及していく骨折のことを指します。
足の甲の部分には中足骨と呼ばれる5本の指のつけ根部分の骨があります。
この中足骨は土踏まずが緩和するべき着地の衝撃の余波を被るパーツになります。
何らかの要因で足の持つ衝撃吸収力が失われると筋肉が衝撃をうけ、中足骨に負荷がかかり疲労骨折を起こすのです。
疲労骨折は非常に細かく、X線写真でも映らないことがあります。
別件で病院の精密検査を受けたらレントゲンに映った骨の写真が太くなっていて、
「骨折した後、自然に治りましたね」とお医者さまに言われた経験のある方はいらっしゃいませんか?
足が痛むのに我慢した結果、いつの間にか自然と治癒している場合もあるようです。
とはいえ痛みに耐性がない人は、治るまで放置するのはちょっと辛いでしょう。
足の甲が骨折するタイミング
高所からの落下や重いものを足の甲の上に落とす場合などの突然起きる骨折とは異なり、
足の甲の疲労骨折は毎日の積み重ねが原因であり、運動することで生じることが殆どです。
運動とはランニングやジャンプなどを指し、同じ箇所にくり返し負荷がかかることで発症します。
そのため足の甲の骨折は10代の子供に多く、20代以上でもプロスポーツ選手やランニングが趣味の人にも発症します。
普段は土踏まずと呼ばれる足の裏のアーチ状の部分が衝撃を吸収してくれますが、
くり返し酷使することで筋肉が衝撃を抑えきれなくなり骨にまで影響を与えるのです。
足の甲が骨折した時の症状
足の甲が痛む
骨折した場合は激痛が走り、患部があり得ない方向に曲がったり腫れ上がったりするのですぐに分かります。
しかし疲労骨折の場合は自覚症状が出るのに時間がかかる場合があります。
徐々に足の甲に痛みを感じ、「我慢できるレベルだけど痛いな」と思いながらも同じような生活を続けているとある日歩けないほどの激痛を感じるようになります。
また運動する旅に足の甲の同じ箇所が痛む場合は、やはり疲労骨折の疑いがあります。
疲労骨折は初期の場合、痛み方に波があります。
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足の甲が腫れる
疲労骨折を起こした場合、とっさには痛みを感じないのと同じように腫れも徐々にでてきます。
この時、内出血のような赤や紫の皮膚の変色は起きません。
腫れた箇所をそっと押すと痛んだら疲労骨折かも知れません。
また疲労骨折の場合、腫れるのは症状が悪化してからなので、
腫れが見えるようになるとレントゲン写真を撮影するとハッキリと疲労骨折が確認できるようになっています。
歩きにくい、運動すると足の甲が痛む、徐々に痛みとともに足の甲が腫れてきた、という場合は疲労骨折の疑いがあります。
気付いた時点で早めに手を打ちましょう。
足の甲の腫れに関しては以下の記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてい診て下さい。
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足の甲の骨折は放置していても大丈夫?
足の甲を疲労骨折した場合、放置したまま運動を続けるとなかなか治りません。
「痛まなくなったからもう大丈夫」と自己判断で運動を再開すると完全には治癒していない部分から再発します。
足の甲の骨折はスポーツを行う人や10代に多く見られ、多くの人たちが「練習を長く休めない」という判断から、
痛んでも我慢して練習に励んだ結果いつまでも身体が治らない、という負のスパイラルに陥ることが多いです。
また骨折の場合は回復に時間がかかり、完治するまでに数ヶ月かかることも珍しくありません。
初期の措置が的確で早ければ早いほど、完治までにかかる時間は短縮できます。
「骨折かも」と思うような足の甲の痛みを感じたら、早い内に整形外科を受診しましょう。
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まとめ
足の甲の骨の骨折は、足の甲を強打した場合と疲労骨折を起こした場合の二つが原因として考えられます。
症状としては痛みと腫れが起きますが、どちらも時間の経過とともに悪化していきます。
完治に時間がかかるので、なるべく早い内に医療機関で手当てをしてもらうと良いでしょう。
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