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風邪をぶり返す意外な原因をご存知?【この対策でもう安心!】

<監修医師 ドクターTST>
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日本人は1年間に平均6回も風邪をひくとのデータもあるほど、私たちにとって風邪はとても身近な病気です。病院に行かなくても治ってしまうことが多いので、「そのうち治るだろう」と放っておくという人もいることでしょう。

 

でも、ようやく症状が治まってきたと思って油断していたら、また風邪の症状をぶり返してしまった、なんて経験はありませんか?

どうして風邪をぶり返してしまうのか、その原因や対策を知って、一発でピタッと治せるようにしましょう。

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風邪をぶり返す原因

 

どうして風邪をひくの?

まずは、“風邪”というものについて知っていきましょう。

 

そもそも風邪って何なのか、皆さんご存知ですか?“風邪”とは正式な病名ではなく、ウイルスや細菌感染により上気道に炎症を起こすものの総称で、正しくは「風邪症候群」と言います。

 

風邪の原因の9割はウイルス感染によるものなのですが、そのウイルスの種類は実に200種類以上。いくらお医者さんと言っても、どのウイルスによるものなのか特定することは難しいですよね。そのため、“風邪”と診断するのです。

 

ウイルスが体内に侵入すると、鼻や喉などの上気道の粘膜に感染し、炎症を起こします。つまりは急性の鼻炎や咽・喉頭炎が起こっている状態。それによって現れるのが、以下のような風邪の諸症状なのです。

✅ 鼻水

✅ 鼻づまり

✅ 咳

✅ くしゃみ

✅ 痰

✅ のどの痛み

✅ 発熱

✅ 頭痛

✅ 全身の倦怠感

原因はウイルスなのですが、それに対する特効薬となるような抗ウイルス剤がないため、それぞれの症状にあった薬を使って緩和させる対症療法が治療の中心となります。

 

長引く風邪の原因は?

原因がウイルスの場合、たとえ薬を飲まなくても2~3日で自然に治っていくことがほとんど。

でも、特に悪化させるような行動は取っていないのに、いつまでも風邪が治らないということもありますよね。そんな時は、細菌性の風邪である可能性が考えられます。

 

風邪の原因の9割はウイルスですが、では残り1割は何かというと、細菌なのです。よく耳にするものだと、百日咳菌や肺炎マイコプラズマなどが原因菌として挙げられます。

 

原因が細菌の場合、症状が1か月以上にわたって長引くことが多く、適切な治療も必要となってきます。治療は主に抗生物質の服用となるのですが、その抗生物質も、原因菌に合ったものでないと意味がありません。

 

ただの風邪だと思っていても、あまりにも長引く場合は細菌感染の可能性が考えられます。また、ほかの病気の可能性もないとは言えないので、早めに病院を受診するようにしてください。

 

マイコプラズマ肺炎の症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
マイコプラズマ肺炎の症状チェック!その治療法も解説!

 

風邪をぶり返す原因

主にウイルス感染によって引き起こされる風邪。風邪をひくと、身体は元から備わっている免疫機能によって、原因となっているウイルスを退治しようとします。

熱が出るのは、まさに免疫が戦っている証。そして鼻水やくしゃみなどは、ウイルスを外に排出しようとして出ているものなのです。

 

そうして、ようやく治りかけきた頃には、身体はすっかり疲れてしまっています。この時、抵抗力や免疫力など、外から侵入してくるウイルスへの防御能力も落ちた状態。

風邪が治りかけた状態の時というのは、“とても風邪をひきやすい状態”でもあるのです。

 

つまり、風邪をぶり返す原因は、抵抗力や免疫力が落ちた状態の身体に、新しいウイルスや細菌が感染してしまうこと。同じ風邪をひいたと思っていても、実は全く別の風邪を連続してひいてしまっているのですね。

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ぶり返さないための対策法

 

風邪をぶり返さないためには、「弱っている抵抗力や免疫力を高めてあげること」+「新しい風邪をひかないように予防すること」が大切です。

 

ビタミンCを摂る

ビタミンCは免疫の役割を担っている白血球の働きを助けてくれます。なので、風邪をひいた時には積極的に摂りたい栄養素です。

免疫力を高めてくれるということで、風邪を早く治すだけでなく、予防することにも効果絶大。風邪が流行る冬にコタツでミカンは、とても理に叶ったことなのです。

 

ビタミンCというとレモンのイメージですが、柑橘系の果物には全体的に豊富に含まれています。その中でも柚子がオススメ。柚子茶なら甘くて飲みやすいので良いですね。

ほかにも、アセロラパプリカにもビタミンCは多く含まれています。

 

また、ビタミンCと一緒に摂りたいのが、うなぎやレバーなどに豊富なビタミンAや、植物油やナッツ類に豊富なビタミンE。これらにも免疫力を高める効果があるため、一緒に摂ることでさらなる効果アップが望めます。

【関連記事】
ビタミンCの多い飲み物はコレがおすすめ!【スゴい効能とは?】

 

人混みを避ける

風邪を貰わないためにも、うつさないためにも、人混みは極力避けるに越したことはありません。人が多いということは、それだけウイルスなどが蔓延している可能性があるということ。

 

冬場は空気も乾燥しているので注意したいところです。クリスマスや年末年始、卒業式など行事が盛りだくさんな冬は、人混みに行く機会も多くなるだけに気を付けたいですね。

 

特に、子供は大人に比べると抵抗力や免疫力がもとから低いので気を付けてあげたいところ。ホールなどの機密性の高いところや、ショッピングモールなど人出の多いところは避けたいですね。

 

マスクの着用やうがい・手洗い

それでも、風邪を貰わないために外出禁止、というわけにもいきませんよね。

空気が乾燥しやすい冬場や、風邪の治りかけ、体調不良の時などはマスクをすることが効果的。ウイルスは鼻や口から入ってくるので、マスクでしっかり防ぎたいですね。

 

また、外から帰ってきたら、うがい・手洗いの徹底を。帰ってきたら洗面所に行く、という習慣を付けたいところです。

うがいについてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
塩水うがいの効果がスゴい!【作り方はご存知ですか?】

 

規則正しい生活

風邪をしっかり治すためにも、規則正しい生活で、体力や免疫力を高めてあげることは重要です。特に大事なのは睡眠と食事

十分な睡眠をとるだけでも、体力や免疫力は格段に上がります。

そして食事。風邪のひき始めには消化に良いものを食べますが、治ってきたら体力がつくような栄養あるものを食べましょう。ビタミンCは緑黄色野菜にも多く含まれます。

 

また疲労回復効果のある豚肉や、消化のよい白身魚などは身体に力がついて良いですね。

ただし、治りかけは吐き気や下痢などの胃腸症状が出ることもあるので、様子を見ながら胃腸の負担にならないような食事をすること。脂っぽいものや甘いもの、辛いものなどの刺激物には気を付けましょう。

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治りかけの時に注意

 

風邪が治りかけの時期は、意外と油断しがち。風邪をぶり返さないためにも、これからご紹介するようなことには気を付けましょう。

 

長風呂

風邪をひいた時のお風呂って、どうしたらいいのか、結構迷いますよね。以前は「風邪の時はお風呂はダメ」というのが定説でしたが、現在では「むしろお風呂に入ったほうがいい」とも言われます。

基本的には、熱が38度以下なら入っても大丈夫。ただし、悪寒や倦怠感がしたり、症状が辛い時には控えましょう。

 

お風呂に入ると、血行が良くなることで症状が和らいだり、発汗を促してくれることで熱を下げてくれたり、汗ばんだ身体を清潔にしてくれたりと、良いことがたくさんあります。

 

その一方で、湯冷めしたり、熱いお湯に浸かることで体力を消耗してしまうこともあるので、入り方には注意したいところ。

 

治りかけの時は、長風呂はNG。ぬるめのお湯に短時間だけ入るようにして、お風呂から上がったら、すぐ温かい格好をして湯冷めしないように気を付けましょう。

 

風邪をひいたときのお風呂の注意点についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
風邪のときお風呂に入らない方が良い?【この入り方なら安心です】

 

飲酒

お酒好きの人にとっては、風邪で寝込んでいた分、一杯飲んでリフレッシュしたくなるかもしれませんが、完全に治るまでもう少しだけ我慢。

 

アルコールを分解する肝臓は、腸管由来の毒素の処理など免疫機能でもあります。アルコール分解に力を使ってしまうと、免疫にまで回らなくなってしまいますよね。

 

飲酒は症状悪化の原因。また、病院で貰った薬や市販薬を飲んでいるという人は、もちろん薬の服用中は飲酒を控えなくてはいけません。

 

自己判断で薬を止める

病院を受診して薬を貰ったという人の場合、だいぶ治ってきたからと飲むのを止めてしまう人も意外と多いのではないでしょうか。

 

治ったと思っても、身体の中ではまだウイルスが残っている可能性もありますし、ただ薬が効いているだけで根本的には治っていないということも考えられます。

 

貰った薬はできるだけ飲み切りましょう。特に細菌性の風邪の場合、抗生物質は必ず飲み切ることが大切です。

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