黒豆の栄養素がスゴい!【この効能をご存知でしたか?】
<監修医師 まっちゃん>
黒豆には栄養がたくさん含まれているのを知っていますか?
特に皮の黒い部分にポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれていて大豆以上の効能があります。病気の予防や眼精疲労改善、冷え性改善や美肌効果など、うれしい効果満載です。
加工食品も多くサプリメントもあるので摂りやすい食品です。今回は黒豆の栄養素や効能について解説していきます。
黒豆ってどんな豆?
黒豆とは?
黒豆は大豆の一種で黒大豆といい、ぶどう豆とも呼ばれます。兵庫県篠山市周辺、京都府京丹波周辺で多く生産されていて10月頃に収穫期を迎えます。さまざまな栄養素をバランスよく含んでいるので健康によい食品です。
黒豆の食べ方
一般的には煮豆の印象が強いですが、アレンジ料理も豊富です。また加工食材も多いので手軽に食べることが出来ます。
黒豆きな粉、黒豆茶、ドライパックの蒸し豆、大納言つぶあん、黒豆コーヒー、黒豆アイスなどは身近なものなので食べやすいですね。おせち料理にも縁起物として入っています。
また、黒豆の枝豆は超大粒で味が濃く絶品です。
黒豆は栄養素がぎっしり!
黒豆にはどんな栄養素があるの?
✅ アントシアニン → 肝機能向上、疲れ目の解消
✅ イソフラボン → エストロゲン(女性ホルモン)と同様の働き。アンチエイジング。 ✅ ビタミンB群 → 代謝促進、脂質の分解 ✅ レシチン → 細胞の活性化、中性脂肪の溶解 ✅ α-リノレン酸 → 中性脂肪の低下 抗アレルギー ✅ オリゴ糖 → 腸内環境の整備 ✅ 食物繊維 → コレステロールの吸収、血糖値上昇の抑制 ✅ トリプシンインヒビター → 糖尿病予防 抗がん作用 ✅ 大豆ペプチド → 脳と筋肉の疲労回復 ✅ ミネラル → 免疫力・抗酸化力の向上 血流改善 脳の活性化 |
黒豆のもつ様々な栄養成分が、病気の予防や改善をします。
豆が持つ効能についてはこちらも参考にして下さい。
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黒豆の5つの効果
代謝アップで肥満解消・ダイエット・便秘解消
脂肪や糖分の吸収をおさえるレシチンや、腸内環境を整え新陳代謝を活発にする食物繊維やオリゴ糖により、便秘を防ぎダイエット効果を発揮します。
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血液をさらさらにしつつ、血糖値・コレステロールを下げる
アントシアニンは血糖値やコレステロールを下げる効果があり、イソフラボンには血液をサラサラにする効果があります。
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冷え性・更年期障害・生理不順の改善・体臭予防・薄毛予防
ビタミンEが血流を改善し血行をよくすることで冷え性に、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをイソフラボンが行うためホルモンバランスの乱れを改善し更年期障害や生理不順に効果を発揮します。
また、男性ホルモンにも影響を与えるため体臭予防・薄毛予防にもつながります。
アンチエイジングと美肌に
アントシアニンはポリフェノールの一種で高い抗酸化作用があります。この作用がアンチエイジング(老化防止)に効果的です。また、皮膚に含まれるコラーゲンを結びつける働きがあるため美肌効果もあります。
記憶力・集中力を上げる!
レシチンとコリンは脳の情報伝達物質に変化します。これらを摂ることで脳が活性化し記憶力・集中力のアップに役立ちます。
黒豆で病気の予防・改善しよう
動脈硬化・心筋梗塞の予防
動脈硬化とはコレステロールや中性脂肪が血管内に詰まったり血管を硬くしたりする状態をいい、動脈硬化になるとスムーズに血液が流れなくなります。
そして脂肪などのかたまりで血栓ができ、冠動脈がつまり血液が心筋に流れなくなった状態を心筋梗塞といいます。これらの予防にはアントシアニンやイソフラボンでコレステロールを下げ、血栓を予防し血流を良くするために血液をサラサラにすることが効果的です。
アレルギー症状改善(花粉症・アトピー
抗アレルギー作用があるα-リノレン酸、アントシアニンにも高い抗酸化作用があるのでアレルギー症状を改善する働きがあります。
眼精疲労の予防
アントシアニンが目の疲労回復によいとされています。ブルーベリーに含まれるアントシアニンよりも抗酸化作用が強いです。
他にアントシアニンをふくむ食べ物についてはこちらを参考にして下さい。
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癌予防
アントシアニンやビタミンEには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防になります。また、癌細胞の発生を抑制する働きがあります。
トリプトシンインヒビターは抗がん作用、食物繊維は大腸がんの予防の効果があります。
糖尿病予防
トリプトシンインヒビターがインシュリンの分泌を高め高くなっている血糖値を下げたり、膵臓を肥大させてくれたりします。熱に弱く、加熱時間が長いとその効果は薄れていきます。
生大豆は消化不良で下痢をするので、加熱はしましょう。
高血圧の改善
大豆タンパク質には血圧上昇をおさえる効果があります。
大豆の効能についてはこちらも参考にして下さい。
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骨粗鬆症・関節痛の予防・改善
イソフラボンがエストロゲンの代わりとなり、骨からカルシウムが流れ出るのを抑え、骨形成を促します。また関節をなめらかに動かす潤滑油のような役割をするため、関節痛にも効果的です。
さて、たくさんの予防や効能を紹介してきましたが黒豆を食べたくなりましたか?でも注意点があります。
摂れば摂る程効果が大きくなる訳ではないので過剰摂取は逆効果になる可能性があります。黒豆の1日の摂取量は40g〜70g程度とされています。
身体によいものなので逆効果にならないよう、食べ過ぎには注意しましょう。
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