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ささくれの悪化は化膿や肉芽を発症【簡単な治療法や市販薬も紹介】

<監修医師 まっちゃん>

手

ささくれ、皆さんも一度は出来たことがあるのではないでしょうか。

 

ちょっとした拍子でささむけが悪化して腫れたり、膿んでしまった経験のある方は、是非一読ください。

ささくれの原因、セルフケア方法などをご紹介します。

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ささくれとは

 

ささくれの呼び方ですが、東日本では「ささくれ」と呼ばれ、西日本では「さかむけ」と呼ばれることが多いようです。

 

ささくれとは、「手の爪の根元を覆う後爪郭(こうそうかく)と呼ばれる表皮が、物理的刺激(切る、引っ張るなど)を加えることなく、部分的に自然と剥離(はくり:剥けること)した状態」です。

 

比喩で、心が荒れた状態を「心がささくれ立つ」と表現することもあります。

 

痛い!ささくれが化膿する原因

 

では、なぜささくれが出来るのでしょうか。その原因について説明します。

 

原因①乾燥

空気の乾燥、水仕事、手洗いなど様々な要因によって手の水分や油分が奪われると乾燥し、ささくれの原因となります。

 

水仕事の際はゴム手袋を装着したり、こまめにハンドクリームを塗るなどで対策を取りましょう。

 

原因②栄養不足

私たちの体の原料になるタンパク質やビタミン、ミネラルが不足すると、ささくれができやすくなります

 

特にビタミンではビタミンA、B群、C、D、Eの不足が原因になるとされています。

 

ビタミンの効能についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ビタミンCの多い飲み物はコレがおすすめ!【スゴい効能とは?】

ビタミンEが多い食べ物ランキング!【効能と副作用も徹底解説!】

 

原因③血行不良・ストレス

運動不足などによる血行不良、あるいはストレスが原因となってささくれができることもあります。

 

これらの要因によって血流が悪くなると、皮脂の分泌も悪くなり、指先(末梢)が乾燥しやすくなります。

 

原因④外部からの化学的・物理的刺激

マニキュアやリムーバー、アルコール消毒などの爪への過度な化学的刺激がささくれの原因となることがあります。

 

マニキュアやリムーバーなどは爪以外の皮膚に付着しないように注意しましょう。

 

また、甘皮(※甘皮には爪を刺激や乾燥から守る働きがあります)除去、爪を噛むなどの物理的刺激もささくれを作ってしまうため、控えましょう。

 

ささくれはなぜ悪化しやすいのか

上記のような原因によってささくれができると、指先は刺激の多い場所のため、雑菌が侵入しやすいのです。

ケアを怠って雑菌が繁殖して悪化すると、化膿(かのう:膿んでしまった状態)することもあります。

 

いかがでしたか。ささくれが出来やすい人は、偏食や運動不足、睡眠不足、精神的ストレスなど意外にも普段の生活に原因が潜んでいるかもしれません。

 

ささくれは体からのSOSですので、生活習慣を見直してみましょう。

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ささくれの悪化で3つの病気の危険性

 

ささくれがよく出来てしまう人ほど「たかがささくれ」と思ってしまいがちです。

ですが、ささくれを悪化させると次に説明するような病気に進行する可能性があります。

 

カンジダ性爪(そう)炎

カンジダとは健康な人でも皮膚や口の中などにいる常在菌の一つです。

普段は無害な菌なのですが、全身の免疫力が低下していたり、乾燥などで部分的に抵抗力が低下した状態では病原性を発揮します。

 

つまり、カンジダ性爪炎またはカンジダ性爪周辺炎とはカンジダ菌が原因となって、爪に炎症が起こる病気です。

 

水仕事をする人に多く見られます。症状としては、爪の根元が白く濁り、周辺の皮膚が赤く腫れます。

また、新しく生えた爪が変形したり、褐色に変色することがあります。

 

ひょうそ

ひょう疽(そ)とは、ささくれから侵入した細菌によって、赤く腫れてズキズキとした痛みを伴う状態のことです。

正式には「化膿性爪囲(そうい)炎」と言います。ひょう疽を起こしている皮膚や爪の下に膿がたまり、白っぽく変色することもあります。

 

悪化すると治療が複雑になり経過が長くなってしまうため、できるだけ早く皮膚科受診し、切開(切って膿を出すこと)・抗菌薬(原因菌に効果のある薬)の塗布(とふ)をしてもらいましょう。

 

爪の異常についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
えっ爪が白い!原因はこの危険な病気かもしれない

 

肉芽(にくが・にくげ)腫

私たちの体に細菌などの異物が侵入すると、防御反応として炎症(腫れる、赤くなる、熱をもつ、痛くなること)を起こし、異物を弱体化しようとします。

 

しかし弱体化できなかった場合、肉芽という組織で異物を取り囲んで隔離します。そうしてできるのが肉芽腫です。

 

肉芽腫は「赤くもりっとした感じのふくらみ」というのが近いかもしれません。炎症が続くと次第に肉芽腫は大きくなります。

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化膿したささくれの治癒に肉芽は不可欠な存在

 

肉芽腫について説明しましたが、肉芽は悪者ではありません。私たちがケガをした後、治るためには必要なものなのです。

 

ここでは傷が治る仕組み(創傷治癒(そうしょうちゆ)過程)を炎症反応期、増殖期、安定期の3段階に分けて説明します。

 

炎症反応期

傷から出血すると、血液中の血小板という成分の働きによって血が止まります。

この際に、傷口が腫れたり(腫脹)、ズキズキとした痛みがあったり(疼痛)、赤くなったり(発赤)、熱を持ったり(発熱)などの症状が出ます。

この症状を「炎症の4主徴」と言います。

 

炎症は細菌感染などでも起こりますが、正常な創傷治癒過程でも見られる大切な体の反応です。この段階を炎症反応期と呼びます。

 

増殖期(肉芽形成期)

次に血液中のマクロファージという物質が司令塔の役目を果たして、創面(傷の部分)を埋めていく作業を肉芽組織が行います。

 

肉芽組織は徐々に増殖して丈夫な組織(瘢痕(はんこん)組織)になっていきます。この段階を増殖期(または肉芽形成期)と呼びます。

 

安定期

肉芽組織は瘢痕(はんこん)組織に変化して、安定した傷になります。この段階を安定期と呼びます。

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ささくれ治療におすすめな市販薬を紹介

 

ここではささくれの治療にお勧めの市販薬について説明します。

 

軟膏・クリーム(塗り薬)

1. テラマイシン軟膏

2種類の抗生物質が含まれています。腫れを抑えたり、化膿の治療に良いです。

 

2. ドルマイシン軟膏

殺菌作用のある抗生物質が含まれています。テラマイシン軟膏と同様に、化膿の治療に効果的です。

 

3. ベトネベートN軟膏AS

ステロイド成分と抗生物質(フラジオマイシン)が含まれた軟膏薬です。殺菌作用があり、化膿を防いでくれます。また腫れも抑えてくれます。

 

医療機関で処方が必要で、同じような成分が配合されている軟膏薬として、リンデロンVG軟膏という薬があります。

ベトネベートN軟膏ASとは配合されているステロイド濃度は同じで、異なるのは抗生物質(リンデロンVG軟膏にはゲンタシンという抗生物質が配合)のみです。

「以前、病院でもらったリンデロンVG軟膏が効いたよな」という人にはお勧めです。

【関連記事】
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は市販されてない!代わり市販薬はコレ!

 

4. ベトネベートクリームS

3のベトネベートN軟膏ASの成分から抗生物質を除いたものがベトネベートクリームSです。腫れを抑える作用があります。

※ステロイド成分は腫れを抑える作用が強力でよく効く分、副作用もあります。長期連用は避け、症状が治まったら使用するのを止めましょう。

 

冷湿布

腫れを抑える作用があります。傷の部分を避けて張りましょう。

 

症状が良くならない場合は医療機関へ

上記のような市販薬を使用しても症状が改善しない場合(目安は市販薬を使い始めて1週間程度)は、早めに医療機関(皮膚科や整形外科)を受診しましょう。

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市販薬以外のささくれを悪化させない方法

 

絆創膏を貼る

一般的な絆創膏の他にも、水仕事の多い方にお勧めなのが液体絆創膏です。

塗るだけで薄い膜を張り、水や細菌が侵入するのを守ってくれます。

 

ハサミなどでささくれをカットする

ちょっとした拍子でささくれが引っかかり、めくれてしまうと悪化してしまいます。

ささくれにある程度の長さがある場合は、ハサミなどでカットするのも良いでしょう。使用するハサミは事前にアルコールなどで消毒しましょう。

 

化膿してしまったら膿を出すのも一つ

ささくれが化膿してぷにぷにとした感触になると、皮膚の下にが溜まっている証拠です。

 

ピンセット(事前にアルコール消毒などで清潔にしたもの)などを使って化膿した部分を刺激し、膿を手でぎゅっと押し出すというのも方法の一つです。

その後数時間程度は、水に濡らしたりしないように保護する意味でも、きれいな絆創膏を貼りましょう。絆創膏は1日1回程度貼り変えてください。

 

しかし、膿がまだ多くない段階で上記のような方法をとっても、出血するばかりで肝心の膿がほとんど出ないということになりかねません。

ある程度膿が溜まってしまった場合にお勧めです。

 

医療機関を受診すると、切開(せっかい)・排膿(はいのう)といって使用する道具は異なっても同じような処置を行います。

ただし、自力で膿を押し出すのもある程度の痛みを伴いますので、自信のない方にはお勧めできません。

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ささくれを作らない予防方法

 

最後に、ささくれを予防するために普段の生活で注意できることを説明します。

 

水仕事の際はゴム手袋をする

乾燥はささくれの原因となります。洗い物の際の水(お湯)や洗剤の刺激が、必要な指先の水分や油分まで取ってしまうため、少々面倒だと思ってもゴム手袋を着用しましょう。

 

タンパク質・ビタミン・ミネラルをしっかりとる

栄養不良もささくれの原因です。上記の成分は肉・魚・豆類・野菜・海藻などに豊富に含まれています。

食事から摂ることが基本ですが、どうしても不足しがちな方はサプリメントを補助的に使うのも方法の一つです。

ミネラルをたくさん含む食べ物についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ミネラル不足の症状はコレ!【食べ物は何が良いの?】

 

マッサージや運動で血行改善する

 

血行不良もささくれの原因となるため、マッサージや運動、入浴などで全身の血行を改善するのも良いです。

後述する保湿クリームやキューティクルオイルを塗りながらマッサジすると一石二鳥です。

 

クリームで保湿する

ハンドクリームで皮膚の油分が逃げないようにしましょう。ややカサつくという軽度の乾燥の場合には、ヒアルロン酸やシアバター配合のものが向いています。

 

ひび割れがあるような場合は、ビタミンCやビタミンE配合のものを選ぶと血行を良くして皮膚の再生を促してくれます。また、皮膚がごわつくという場合には尿素配合のものがお勧めです。

 

キューティクルオイルを爪に塗布する

マニュキュアを塗ったり、甘皮除去をするという方にお勧めなのがキューティクルオイルです。

 

キューティクルオイルとは爪の根元部分(甘皮)に浸透させる保湿オイルです。マニキュアを塗るなどして水分が不足しがちになる爪の根元のトラブルを未然に防いでくれます。

 

ハンドクリームと合わせて使用するときは、ハンドクリームの前にキューティクルオイルを塗布しましょう(キューティクルオイルの方が浸透力が高いため)。

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