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血管が浮き出る7つの原因と病気【こうやって治療しよう】

<監修医師 Dr.masa>
手

手や腕、足の血管が浮き出ていていると気になりますよね。特に若い女性ですと、手の甲の青い血管が気になるという方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、血管が浮き出る7つの原因と病気について検証していきたいと思います。また、治療法についても探っていきましょう。

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手の血管が浮き出る7つの原因

 

加齢や血管の老化によるもの

肌の水分やハリが失われると、乾燥して皮膚が薄くなり血管が浮き出てきてしまいます。加齢により、コラーゲンやエラスチンなど、肌に必要な成分が失われていくのが主な理由です。

 

また、血管の老化により、弾力を失った血管は硬くて太くなります。すると、血液を流す力が衰えてしまい血液が滞留し血管が浮き出てしまうのです。

 

紫外線

紫外線はシミ・ソバカスの原因になるだけでなく、皮膚の内側を乾燥させる上に、新陳代謝の妨げにもなります。これが、さらに手を老化させる原因になります。

 

痩せている方は、皮下脂肪が少ないため血管が浮き出る

手はもともと皮下脂肪の少ない場所ですが、痩せている方だとさらにその傾向が強いようです。

 

運動不足が原因で血行不良

運動不足により、ドロドロ血液になっているため、血行不良で血管が硬くなり浮き出てくることもあります。

 

高血圧による心臓疾患

高血圧というだけでは血管が浮き出る原因にはなりませんが、高血圧からくる心臓疾患により静脈の圧力が高まると血管が浮き出る原因にもなります。

高血圧についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
若年性高血圧症の原因はコレ【5つの改善法や薬について解説!】

 

スポーツをしている

スポーツをすると、血液中に酸素がたくさん取り込まれます。すると、血液量が増えて血行がよくなるので、血管が浮き出やすくなります。

また、筋トレでも血管が太くなるため、よく浮き出るようになります。スポーツや筋トレによって体脂肪が減ったため、という理由もあるようです。

 

遺伝

遺伝で血管が浮き出ることもあります。

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手に浮き出る血管をケアしよう

 

水仕事にはゴム手袋

水仕事などで手を頻繁に濡らしていると、乾燥しやすくなります。食器洗いなどの水仕事をする際は、ゴム手袋を付けることで手の水分や油分が流れ落ちるのを防ぐことができます。

また、手を洗った後は、必ず拭き(洗いっぱなしにしない)ハンドクリームでケアすると良いでしょう。

家事に伴う手荒れについてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
主婦湿疹の4つの治し方!【市販薬はこれがオススメ!】

 

UVカット手袋で紫外線を防ぐ

手を紫外線にさらさないように注意しましょう。顔や腕に日焼け止めを塗るついでに手も……という方は気を付けてください。日焼け止めは、肌をさらに乾燥させてしまうこともあるのです。

そこでUVカット手袋がおすすめです。指先には血管は浮き出ないので、指先カットされているもので大丈夫です。

 

温浴で血流を促す

冷え性などの血行不良が原因の場合は、温浴で手や腕、足の血流を促してあげましょう。頭痛や冷え性・肩こりなどにも効果があります。

 

食生活の見直しや適度な運動

血管を老化させないためには、食生活の見直しが必要です。甘いものや肉類、揚げ物などコレステロールの高いものばかり摂らず、適度な運動も心がけましょう。

お酒やタバコも血管の老化につながりますので、禁煙、禁酒が望ましいですね。

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血管が浮き出る病気

 

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、足の静脈が太くなりに瘤のように浮き出てくる循環器病です。静脈は、足から心臓に向けて血液を戻す役割がありますが、この時に血液を逆流させないための静脈弁が働きます。

 

ところが、この静脈弁が正常に機能しなくなると血液が停滞し、その結果静脈瘤ができてしまうのです。

主にふくらはぎにできますが、太ももや足首にできることもあります。同じ姿勢を長く続ける生活や、長時間の立ち仕事などが原因でなることもあります。静脈瘤が破裂すると、内出血していまいます。

 

この病気の症状は、疲れやすさや足のむくみ、重さ、かゆみ、だるさ、しびれ、こむら返りなどが挙げられ、チクチクする痛みを感じたりすることもあります。

女性では、妊娠や出産によって下肢静脈瘤になる方もいます。夏場に薄着になると、青く浮き出た幾筋もの血管や、ボコボコした静脈瘤が気になる……という方もいるのではないでしょうか。

【関連記事】
下肢静脈溜の初期症状は痛みやかゆみ?見落とさないで!

 

食道静脈瘤

食道静脈瘤は、食道の粘膜下層の静脈が太くなり瘤ができる病気です。肝硬変や慢性肝炎などにより、門脈圧が上昇した結果、門脈に流入する血液が逆流するために起こります。

 

胃静脈瘤

こちらは胃の粘膜下層にある静脈が太くなり、瘤ができる病気です。やはり、肝硬変などの肝臓疾患が原因で起こります。

消化・吸収した栄養分は門脈を通り肝臓へ運ばれますが、肝臓の血流が悪いと門脈に圧力がかかり血液は別の流れ道を必要とします。その結果、側副血行路が作られ胃の静脈が瘤のように太くなってしまうのです。

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静脈瘤を治療しよう

 

保存的治療

静脈瘤の治療には、保存的治療があります。保存的治療は、進行を予防するため生活習慣から改善していく方法です。静脈瘤を圧迫する弾性ストッキングなどがあります。

 

かぶれやかゆみを生じる場合は、ステロイド軟膏が処方されることもあります。また、足のむくみに効く運動やマッサージも効果的です。寝るときは足の下にタオルを敷いて高さを出すと、むくみが楽になります。

 

硬化療法

静脈瘤に硬化剤を注射し、静脈瘤をつぶしてしまう治療法です。そうすることにより、血液が流れなくなった血管は退化していきます。その結果、静脈瘤が消えてしまうのです。

 

手術

静脈結紮術ストリッピング手術があります。

静脈結紮術は皮膚を切開し、静脈をしばることにより血液の逆流を食い止める手術です。

ストリッピング手術は、大伏在静脈、または小伏在静脈に細いワイヤーを入れ、ワイヤーと一緒に静脈を引き抜き切除します。全身麻酔や下半身麻酔で行うため入院が必要になります。

 

血管内治療

静脈瘤のある血管にレーザーのファイバーを差し込み、内側から焼いて閉塞させます。これにより、静脈は徐々に線維化していき、最終的には消えてなくなります。

 

予防方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
下肢静脈瘤の予防には食事や運動が大切?ケアして防ごう!

 

最後に

しるし   

血管が浮き出る7つの原因。思い当たることはありましたか?

 

手に浮き出る血管は、日頃の生活を見直すことで改善できる場合がほとんどです。日々のケアを心がけて、滑らかでみずみずしい手を取り戻しましょう。

足に浮き出る血管は、自然に治癒することはありません。ですが、何科にかかればよいのか分からない、という理由で放置されがちな症状です。

 

この病気の治療は、外科、血管外科、心臓血管外科になります。下肢静脈瘤の専門クリニックもありますが、まずは外科や血管外科などを受診してみることをお勧めします。

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