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のどぬーるスプレーの3つの効果【使いすぎはこんな副作用を招く】

<監修薬剤師 いちかわえつこ>
喉

のどが弱いと自覚している方、様々な自衛手段を講じているかと思います。中にはのどぬーるスプレーを愛用している方もいるのではないでしょうか。患部に直接薬を塗ることが出来て、大変便利ですよね。

 

ただし「気になっているけど、効果があるのかどうか分からず使用したことがない」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、のどぬーるスプレーの効果と、使いすぎによる副作用について解説します。

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のどぬーるスプレーとは?

 

そもそもののどぬーるスプレーとはどのような市販薬なのか解説します。

 

のどぬーるスプレーの概要

のどぬーるスプレーとは、小林製薬から販売されている第三類医薬品です。喉の殺菌・消毒と清涼感があり、長いノズルがついているため患部に直接薬を塗布できるのが特徴です。

 

息を吐き出しながら口の中にノズルを差し込んで噴射すると、むせることなくうまく患部であるのどに塗布することが出来ます。

 

のど用スプレーの種類

のどに直接薬を塗布するスプレータイプののど用の薬は2種類あります。まずはヨウ素系のスプレーです。のどぬーるスプレーはヨウ素系のスプレーで、のどに侵入しようとする殺菌やウイルスを未然に防ぐ強い殺菌効果があります。

 

もう一方は、アズレン系のスプレーです。炎症を起こした粘膜の荒れを緩和する効果があります。

 

ヨウ素系のスプレーが予防に向いているのに対し、アズレン系のスプレーはのどが痛くなってしまった際の対処法として効果を発揮します。「ストナのどスプレー」「浅田飴アズレンのどスプレー」などの市販薬が、代表的です。

 

どちらも同じのどの炎症に効果のあるスプレーですが、用途が若干異なります。のどの炎症予防にはヨウ素系スプレー、のどに炎症が発症したらアズレン系スプレーというように、使い分けるのがベストです。

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のどぬーるスプレーの効果

 

実際にのどぬーるスプレーにはどのような症状に効果があるのか解説します。

 

殺菌消毒

ヨウ素系スプレーの主成分は「ポピドンヨード」です。ヨードとはすなわちヨウ素です。

ヨウ素には強力な殺菌消毒効果があるため、細菌やウイルスを直接殺菌できます。細菌やウイルスは風邪の原因となるため、風邪が原因で引き起こされるのどや扁桃腺の炎症(扁桃炎)に効果を発揮します

 

鎮痛作用

風邪に伴うのどの痛みは「急性咽頭炎」と呼び、酷い場合は飲み物はもちろんつばすら飲み込むのに「痛い!」と感じる辛い症状です。のどぬーるスプレーにはこの痛みを鎮める鎮痛作用があります。

 

ただしヨウ素系スプレーよりもアズレン系スプレーの方がより鎮痛効果は高いですので、どうしても痛む場合はのどぬーるスプレーのようなヨウ素系スプレーではなく、アズレン系スプレーを使用した方がいいでしょう。

 

粘膜修復

ヨウ素系スプレーは、口内炎など粘膜の荒れにも効果を発揮します。「塩水でうがいをすると口内炎が治る」という民間療法がありますが、のどぬーるスプレーに含まれているナトリウムにより修復に効果があると考えられます。

 

ただし塩水同様、かなりしみることを覚悟しなければなりません。口内炎専用の市販薬もありますので、わざわざ口内炎のためだけにのどぬーるスプレーを購入するのは考えものです。

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のどぬーるスプレーの副作用

 

大変便利なのどぬーるスプレーですが、効果が高いために使いすぎるとのどの症状が逆に悪化する事態になりかねません。具体的にどのような副作用の恐れがあるのか解説します。

 

のどの荒れ

ヨウ素系スプレーであるのどぬーるスプレーは、日常的に使用することにより風邪など細菌やウイルスの侵入から身体を守る事が出来ます。しかし使い過ぎると、逆にのどが荒れる原因を作ってしまいます。

 

これはヨウ素系スプレーの持つ強い消毒作用により、のどの免疫機能が低下するためです。説明書きにある使い方と適正量を守る必要があります。

 

炎症を拡大する

のどが痛くなってから慌ててうがいをしたりのどぬーるスプレーなどの消毒薬を使用していませんか?

 

たとえば、転んで出来た傷口にレモン汁を垂らすとどうなるでしょうか。想像するだけで痛みを感じますよね。のどに炎症が発生してから行うのどぬーるスプレーによる消毒も同じです。

炎症に対する刺激が強すぎて、余計に治りを遅くすることになります。

 

甲状腺機能の異常

長期間にわたり過度にヨウ素系スプレーを使用し続けると、甲状腺機能が低下する可能性があります。甲状腺機能が低下すると、以下のような症状が引き起こされますので、注意が必要です。

✅ むくみ

✅ 倦怠感、疲れやすくなる

✅ 白髪、あるいは脱毛

✅ 便秘

✅ 声がれ

 

適度な使用回数はこれくらい

「使いすぎは副作用の原因」となるのどぬーるスプレーですが、では一日何回くらいが適量なのでしょうか。

 

商品案内を読むと「一日数回」としか書かれていません。個人差もありますが、基本は2~4時間おきに一回使用し、一日に3~5回ほどです。炎症を治すというよりは、炎症が起きないように予防する薬です。

 

そのため毎食後や外出する前などに使用するのが最も効果的な使用方法です。

 

また「乾燥や風邪対策はのどぬーるスプレーだけ」と薬だけに頼るのではなく、自分自身の免疫機能も活用するようにすると、免疫機能の低下を防げます。

 

具体的には、乾燥対策にぬれマスクをしたり、普段から外出から帰宅したらうがいを行う習慣を身につけるなどです。様々な方法を組み合わせることで、よりリスクを低くおさえることができます。

 

また使用期限をきちんと守りましょう。いくら殺菌性の高い成分でできた薬品とはいえ、体内に吸収されるものなので、使用期限を越え何が起きるか保証のないものを摂取するのは避けた方がいいでしょう。

 

妊娠中には控える

商品の注意書きをよく読むと「妊娠中・授乳中の使用はお控え下さい」とあります。これは、のどぬーるスプレーがヨウ素系スプレーであることに起因しています。

 

特に妊娠中は、お母さんが摂取した食べ物や薬は胎盤を通過して胎児に蓄積されていきます。ヨウ素は摂取しすぎると害になる成分です。のどぬーるスプレーに限らず、妊娠中のヨウ素系スプレーの使用は極力控えましょう。

 

1、2回使用する分には大した量は蓄積されませんが、のどの炎症予防にはお水やお茶を使用したうがいも効果的ですので、できるだけ赤ちゃんの害にならないような手段で炎症予防を行いたいものです。

 

同じ理由で乳児なども使用は避けましょう。2歳以上であれば使用しても問題ありません。ただし独特な味を子供は嫌がりますから、子供向けに味付けされたキッズ向けのどぬーるスプレーの使用がおすすめです。

 

つらいのどの痛みから守ってくれるのどぬーるスプレーは心強い味方です。しかし頼りすぎて大量に使用してしまうと本来身体が持つ免疫機能が低下したり、異常をきたしたりします。

 

パッケージの使い方と使用量をしっかりと守り、薬の力だけに頼らない方法で自分ののどを守ってうまく付き合っていきましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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