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ビオスリーの下痢以外の効果はコレ【安全でも副作用はあるのか?】

<監修薬剤師 藤沢 淳司>

薬

ビオスリーという整腸剤を知っていますか?整腸剤は調子を整える薬ですので抗生剤などの菌を殺したりするような薬よりも安全です。

 

しかし、用途は違っても薬ですので副作用には注意しなければいけません。ここではビオスリーの効果や副作用について解説していきます。

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腸内環境は善玉菌を増やせば良くなるの?

 

まず初めに、腸内環境について知っておきましょう!

腸内環境とは大腸の中の環境のことを指します。大腸は見かけ上は1つの物のようですが、実は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の6つに分けられています。

 

初めの5つを総称して結腸と言います。大腸の働きは消化と吸収をし、吸収出来なくなった物を便として体外に排出する働きがあります。

 

そして、大腸には数百種類の菌が数十兆個から100兆個程も存在しています。腸に存在している菌は腸の壁を埋め尽くす様に集まっていることから腸内フローラと言われています。

腸内フローラは善玉菌悪玉菌、日和見菌の3つがあり、それぞれが2割、1割、7割の割合で存在していると一番良い状態です。

 

善玉菌とは、健康な体を保つために必要不可欠です。善玉菌のように良い働きをするものだけでなく、悪い影響を与えてしまう菌もあります。

 

それが悪玉菌です。善玉菌の数よりも悪玉菌の数が多くなると便秘などの症状があるために、善玉菌を増やして菌のバランスを整え、腸内環境を良くしていくことが必要です。

 

日和見菌とは、健康な状態の人は感染などを起こしませんが、免疫力が低い場合に感染を起こす菌です。

免疫力が落ちるのは、ストレスや病気、老化など様々な原因が考えられます。

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腸内環境は健康に大きな影響を及ぼします

 

便秘

便秘は女性にとっては一番困る症状です。お腹が張って苦しいことはありませんか?

 

便秘の状態が続くと腸内環境が更に悪化してしまい、他の病気になる事もあります。

 

免疫力低下

病気にならないように体を守っている免疫細胞のうち、7割が腸にあります。腸の調子が良くないと風邪やその他の病気にかかりやすくなります。

 

メタボリックシンドローム

最近よく聞くメタボリックシンドロームは生活習慣病と言われ、更に重大な病気の元になってしまいます。

腸内に悪玉菌が多いことが原因ですので、善玉菌が増えるように気を付けてみてください。

 

花粉症

花粉症で目がかゆい、鼻水が止まらないなどの症状には腸が関係しています。

 

花粉症の症状にヨーグルトが効果的だと言うことを聞いたことがありますか?ヨーグルトの中にも様々な乳酸菌がありますが、体に合ったものを見つけて食べるようにしましょう。

 

高血圧

中高年の人のうち、2人に1人、血圧が高いと言われています。

 

高血圧をそのままにしておくと脳卒中や心筋梗塞などの他の病気を招く事がある為に注意が必要です。

 

大腸がん

日本の死因の上位にある大腸癌は食生活の変化にともなって増えていき、更に、腸内環境と深い関わりがあります。

 

癌にならないためには普段からの予防が肝心です。

 

赤ら顔

時期に関係なく頬が乾燥してヒリヒリや刺激で赤くなったことはないですか?

 

赤ら顔とは、顔が赤くなることやニキビのような発疹ができたりします。最近の研究では腸内環境が症状改善に繋がることが分かっています。

 

乾燥肌

乾燥肌は多くの女性の悩みでもあります。きちんとお風呂上がりに保湿をしていてもなかなか改善しないことがあります。

 

外側からのお手入れで治らない場合は内側からのケアをしていくと良いでしょう。

 

シミ・ニキビ

日焼けをしないようにきちっと対策していても出来てしまうシミは見た目の年齢が上がってしまいがちです。

 

また、大人になって出来るニキビは腸内に溜まった老廃物が影響しています。大人のニキビは体の中からの改善が必要です。

 

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は食事など普段の生活が原因です。

 

アトピー性皮膚炎は大人になって発症してしまうことが増えています。近年の研究では乳酸菌がいいと分かっています。

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ビオスリーはお腹の調子を整えるお薬

 

腸の動きについて分かったところで、続いてはビオスリーの作用について説明していきます。

 

ビオスリーは胃腸の働きを整えてくれる薬で整腸剤とも言われています。ビオスリーは乳酸菌(ラクトミン)、酪酸菌、糖化菌という3種類の菌によって出来ています。

 

中には聞いた事のある菌があるとは思いますが詳しく説明していきます。

 

乳酸菌は聞いたことのある方が多いと思います。

 

乳酸菌はヨーグルトに含まれていて、自分に合った乳酸菌を増やすと腸の調子が良く、風邪をひきにくい、インフルエンザにかからない、と聞いた事があるのではないでしょうか。

 

乳酸菌は小腸や大腸で糖分を分解して乳酸や酢酸を作ります。腸で出来た酸性の物質によって菌の繁殖が抑えられ、体のバランスが整えられています。

 

腸内環境は個人差があり、同じ乳酸菌を摂取したとしても腸に合う菌でなければ体の外に出されてしまうことがあります。

 

体に良いと思って食べているサプリメントやヨーグルトも合っていないことがあるかもしれません。

 

自分に合っている菌かどうかを見るために2~3週間程度食べてみて、便通などが良くなったと感じる事が出来るものを継続して食べるようにしてください。

 

酪酸菌は乳酸菌と同じように糖分を分解します。酪酸菌と乳酸菌は一緒に居ることで菌がより増える事が分かっていて、どちらか一つの菌が入っているよりも効率的に効果が発揮できます。

 

糖化菌は乳酸菌が効果を出せるように環境を整える働きがあります。アミラーゼという唾液に含まれる分解酵素によって糖を小さく分解します。

 

乳酸菌は小さくなった糖を元に働いて効果があります。糖化菌によって働きが良くなる乳酸菌ですが、糖化菌があるのとないのとでは数倍以上の違いが出ることが分かっています。

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ビオスリーは下痢以外にも効果あり!

 

私達の腸内には沢山の菌がバランスを保って存在していますが、感染症や化学療法、抗生物質などによって悪影響を及ぼす悪玉菌が増加し、腸内が異常状態になった結果下痢が起きます。

 

便秘症

便秘症とは排便回数が3回以下であり、便が硬く血液が混じるなどの排便困難があります。

 

下腹部の膨満感やおなかの痛み、残便感が出る事があります。

 

胃腸炎

細菌やウイルスによる感染症によって胃と腸が炎症を起こしている状態を指します。

 

症状としては腹痛、下痢、吐き気、嘔吐などがあります。

 

消化不良性下痢症

早食いや冷たいものを沢山食べたときに腸が食べ物を消化できず、そのまま排泄(下痢)してしまうことを消化不良と言います。

 

食べ物だけでなく、水分やアルコールを飲み過ぎることも消化不良の原因になります。

 

慢性・急性腸炎

慢性腸炎は1日数回の軟便や下痢、急性腸炎は激しい腹痛と下痢があります。

 

重症な腸炎の場合には10回以上も下痢をする事があります。腸炎は便が溜まっていることや粘膜が過敏になっていることで起こる為、食生活の改善をすることが必要不可欠です。

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ビオスリーの使用上の注意をしっかり把握

 

次に、薬を内服する上での注意について説明していきます。

 

内服する時間帯については、食後にオススメします。

 

薬は食べ物と同様に胃で消化されることがあるのですが、ビオスリーに含まれる乳酸菌と酪酸菌、糖化菌は、胃酸によって菌が殺されてしまい、効果がなくなってしまいます。

 

食後に内服すると食べたものと一緒に消化されるので菌が殺されにくくなります。

また、飲み方としては経口服用をするのですが、飲んでから効果が表れる時間については詳しいことは言えません。

 

理由としてはビオスリーに含まれる菌が一般的な食べ物に含まれているからです。効果の現れ方としては個人差がありますが、2~3日は飲み続けなければ意味がありません。

 

そして、服用後は体調の変化に気を付けて経過観察を行うようにしましょう。赤ちゃんに飲ませる場合にはきちんと医師に相談の元で服用させるようにしてください。

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安全なお薬ビオスリーに副作用はあるの?

 

安心だと説明してきたビオスリーに副作用はあるのでしょうか?ビオスリーの主成分は毎日食べる食品に含まれるような菌で、常在菌と言います。

ビオスリーを服用するということは常在菌を体に取り入れることですので副作用は殆どないと考えられています。

 

副作用として挙げられる症状としては腹部膨満感がありますが、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状が出る事はないです。

整腸剤を服用することで軟便になることがありますが、お通じが良くないからと言って過剰摂取には気を付けてください。

 

善玉菌と悪玉菌のバランスによって腸内環境が保たれていますが、ストレスによっても自律神経の乱れに繋がります。

 

胃腸で分泌される消化液の分泌量が減る事などによって悪玉菌が活動しやすい環境を作ってしまいます。日頃から健康に注意するようにしましょう!

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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