塩水うがいの効果がスゴい!【作り方はご存知ですか?】
<監修医師 まっちゃん>
塩水うがいって薬が普及する前の気休めでしょ?と思っている方は少なくないと思います。
しかし実は、塩水うがいにはちゃんと効果があるのです。
また塩水はヨード系うがい薬のイソジンが使えない人でも使用可能です。風邪予防以外にも効果がある塩水うがいについて見ていきましょう。
気になる所から確認してみよう
塩水うがいの効果
風邪予防
体が疲れていると、熱は出なくても喉に痛みが出るという人も少なくないと思います。
塩水うがいでは、この喉の痛みを軽減させることができます。塩水には、抗菌作用と脱水作用があります。
抗菌作用は字のままの意味で、塩水うがいによって喉の粘膜についてしまったウイルスを洗い流すような作用を指します。
脱水作用では、喉の中で炎症を起こしている部分から水分を奪ってしまうことで、喉の痛みを和らげることができると考えられています。
このように、塩水うがいには健康にいい作用があります。そして塩水うがいを習慣化することによって、風邪の予防が出来るのです。
手洗いうがいは、風邪予防では当たり前に言われている事ですよね。是非習慣として取り入れて、生活習慣を見直してみましょう。
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口内炎
口内炎は口の中を噛んだり、抵抗力が弱まっている時にできます。特に頬の裏側に出来る人が多いのじゃないでしょうか?
口内炎が出来た時は、口の中を清潔に保つ事によって早く治す事が出来ます。ですので、塩水うがいで口の中を清潔に保つ事が口内炎に効果があると言えるのです。
しかし、口内炎がある時のうがいの仕方は、1つだけ注意があります。
イソジンや塩水うがいをした後は、必ず普通の水うがいをするようにしてください。塩水は口の中を清潔に保つと同時に、口の中の組織を傷付けます。
その為、口内炎が傷付くと治りを遅めてしまうのです。
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歯茎の炎症や虫歯
疲れていたり睡眠不足が続くと、口の中には様々な影響が出ます。
治療した後の虫歯がなんとなく痛んだり、歯茎から出血したり赤く腫れたりなんて経験をされた方も多いと思います。
歯茎から出血した場合、ポタポタと垂れるような出血ならば歯科医院へ行かれて下さい。
しかし、にじむように出血する場合は、気にする必要はありません。
むしろ怖いから…と歯磨きを止めてしまう方がよくないでしょう。
このような時も塩水うがいには効果があります。濃度の高い塩水では、歯茎の血管をキュッと収縮(しめること)するので、出血を抑える事ができるのです。
また塩水には抗菌作用があるので、虫歯で歯が痛むときにも効果があります。
しかし、出血する期間が長かったり痛みが続く場合は病院へかかることをお勧めします。
口臭
口臭には、歯周病などによる病的口臭と食べカスやプラーク、舌の汚れによる生理的口臭に分けることができます。
このうちの病的口臭には、塩水うがいは効果がないと言われています。
しかし生理的口臭には効果があると言われています。
生理的口臭の原因となる細菌は、唾液によって抑えられています。その為、唾液の分泌が口臭予防にも欠かせないのです。
塩水うがいをすることで、抗菌作用と唾液分泌作用が働くので、通常の唾液よりも多い唾液が分泌されると考えられます。
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痰が絡むとき
塩水うがいをすることで、喉に絡んでいる痰を溶けやすくしてくれます。痰が絡んで気持ち悪いというときは、是非一度試してみてください。
また、このようなときは内科でいいので、病院へ行かれることをお勧めします。
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塩水うがいの作り方と、うがいの方法
塩水うがいの作り方
コップ一杯分(約60ml)に塩を一つまみ入れるだけ。ちょっと塩っ辛いなと感じる程度の塩の量がちょうどいいです。
濃度が濃いと、塩水うがいは効果的だと言われています。
慣れない時は、徐々に塩の量を多くしてみてくださいね。無理にしてしまうと、次にする時に嫌だ…という気持ちがぬぐえなくなってしまいます。まずは慣れるようにしてみましょう。
塩水うがいの方法
まずは基本のうがいの方法についてです。うがいは三段階に分けて行います。
1. 1回目は口の中の食べかすなどを取り除くように、含んでうがいします。
「ぐちゅぐちゅぺっ」と言われるうがいです。
2. 2回目は上を向いてガラガラとうがいをします。15秒頑張ってうがいをしてみてください。
3. もう一度ガラガラとうがいをして下さい。
これで完了です。
塩水うがいが向いている人
一般に売られているイソジンなどのヨード系うがい薬は、甲状腺機能障害のある人では使うことが出来ません。
その為、このような疾患を持っている方にも、特にお勧めしたいうがい方法です。
塩水うがいは市販されていないので、是非お家で作って試してみてください。
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