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溶連菌の抗生物質は4種類!【飲まないと完治しない?】

<監修薬剤師 BlueP>
薬 

溶連菌(ようれんきん)とは、連鎖球菌(れんさきゅうきん)とよばれる種類に属します。

 

溶連菌に感染して起こる感染症は、子供に多く見られます。くしゃみやせき、つばなどから口に入って感染する飛まつ感染や、排出された菌が手などについて口に入る経口感染が幼稚園や学校で起こりやすいためです。

 

したがって子供特有の病気ではなく、子供から大人への感染も当然あるので注意が必要です。

この溶連菌感染症に対処するのは抗生物質とされますが、抗生物質を飲まないと完治しないのでしょうか。

 

抗生物質の種類、使い方、副作用など、溶連菌と抗生物質についての情報をまとめました。

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溶連菌感染症に効く抗生物質の種類

病院

溶連菌に感染すると、発熱、のどの痛み、おう吐、発疹といった症状がおこります。抗生物質を服用すると3日から5日くらいで症状はおさまります。

 

この過程できちんと治しておかないと再発したり、初期症状に続いて起こる症状としてリウマチ熱や急性の腎炎が起こることがあります。

 

適切な抗生物質を決められた期間きちんと飲んで、完全に治療することが重要です。このような溶連菌感染症の治療に使われる、主な抗生物質は次のようになります。

 

ペニシリン系

溶連菌にはペニシリンが効かない耐性を持った菌がないのが特徴です。確実に効くことが期待できるため、感染症と診断がつけば最も多く使われるのがペニシリンです。

 

10日から2週間の間内服します。ペニシリンが主成分の薬には、大人、子供ともサワシリン、バイシリンなどが使われます。

子供の場合は甘くて吸収がよく胃腸にもやさしいアモキシシリンのシロップが多く使われます。

 

ブドウ球菌や肺炎球菌といったほかの細菌による感染症にも効果があるため、気管支炎、中耳炎などにも使われます。

 

セフェム系

ペニシリンにアレルギーがある人に使用されます。アレルギーや副作用がペニシリンに比べて少ないとされます

 

近年になって、セフェム系抗生物質のうち新世代とされる薬を5日間投与すると、ペニシリン系を10日間投与したのと同等の効果が期待できることが明らかにされました。

 

溶連菌の治療法として推奨されています。セフェム系の抗生物質にはフロモックス、セフテラム、メイアクトなどがあり、1日3回で最短5日分での処方が可能とされています。

 

マクロライド系

ペニシリンやセフェムに対してアレルギー症状が出やすい体質の人に対して使われます。ただし長期間使われていてマクロライドに耐性を持った菌があり、治療に効果が出ないことがあります。

 

この系統にはジスロマック クラリスなどの薬があります。ジスロマックは除菌効果は少し劣りますが、3日間の服用で効果があるとされます。

 

成分が作用する時間が長く、3日間の服用で7日間効果が続きます。

 

クラビット

溶連菌感染症の主な症状は扁桃腺炎ですが、同じような症状で溶連菌以外の細菌や肝炎をおこすウィルスによる扁桃腺炎もあります。溶連菌かどうかは検査によってすぐわかります。

 

他の細菌であってもペニシリンなど抗生剤が選ばれますが、アレルギーなどで使えなければニューキノロン系のクラビットなどの抗菌剤が有効です。

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溶連菌の抗生物質を飲み忘れた場合

 

溶連菌に感染して病院へ行くと、症状に対応する解熱剤などといっしょに原因の菌を退治する抗生物質が出されます。

 

これは指示された方法できちんと全部飲んでください。溶連菌と戦うには、体の中に薬の成分が一定の濃さで常に存在している必要があります。

 

そうでないと菌が増えて攻撃力を強め、体が負けてしまいます。薬がとぎれるのを防ぐために、1日3回などに分けて飲むように指示されています。

 

もし飲むのを忘れた場合は、思い出した時点ですぐ飲んでください。飲み忘れたからといってまとめて2回分飲むのはよくありません。

急に薬の濃度が高くなり、副作用が出る危険性が高くなります。また時間を置かずに続けて飲むのも避けてください。

 

ペニシリン系の薬であれば最短3時間、通常4時間~5時間空ければ次が飲めます。遅れて飲んだために次に飲むタイミングまで十分な時間がとれないときには、そのまま次に繰り越してください。

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溶連菌の抗生物質は飲まないと完治しない?

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溶連菌に対抗する手段として使われる抗生物質ですが、感染症の症状が治まると、つい飲むのを止めてしまいがちです。

 

あるいは症状がないのでうっかり忘れ、そのままになってしまう事もあります。

解熱剤、鎮痛剤などはとりあえず熱やのどの痛みなどの症状を抑えてくれます。でも溶連菌には効かないので、まだ体の中に菌が残っています。

 

途中で抗生物質を飲むのを止めると、残った溶連菌が再び繁殖を始めます。そして症状が再発したり、合併症の原因にもなります。

自己判断で止めるのではなく、出された抗生物質は最後まで全部飲み切ってください。

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溶連菌感染症の抗生物質の副作用

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抗生物質はできるだけ副作用が出ないように作られていますが、薬は人にとっては異物であって、完全になくすことは難しく、いろいろな副作用が起こります。

 

下痢

ペニシリン系とかセフェム系などに関係なく、抗生物質全般に起こる可能性があります。

腸内細菌に影響してバランスが崩れ、消化作用が弱くなって下痢が起こります。頻度も抗生剤には比較的多くおこる副作用です。

 

肝臓、腎臓障害

ほとんどの薬は、体内に吸収されたあと肝臓で分解されて、腎臓から外部へ出されます。この過程で必ず何らかの負担が肝臓や腎臓にかかり、働きに影響を与えてしまいます。

 

アレルギー反応

抗生物質も体にとっては外から入ってきた異物です。異物に対する体の反応としてアレルギーが起こり、発疹、吐き気、おう吐、めまいなどの症状となって現われます。

有名なものではペニシリンショックがあります。心臓機能が落ちて血圧が下がり、危険な状態になるものです。

 

胃の症状

マクロライド系では胃酸の影響が現われやすく、胃の痛みや吐き気などが起こることがあります。

 

飲み合わせ

これもマクロライド系ですが、安定剤や心臓の薬をあわせて飲んだときに、不整脈が出る可能性があります。

 

溶連菌と抗生物質の関係は、非常に相性がいいようです。抗生物質によって効率的に溶連菌を抑えられるので、あまり深刻な事にはならずに済みます。ただし抗生物質とうまく付き合うという条件付きです。

 

症状がおさまっただけで抗生物質を止めると、残った菌がまた復活して振り出しに戻ってしまいます。

副作用がひどい時には、受診した病院で相談してみると良いでしょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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