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皮下出血の原因と4つの治療法ガイド【内出血との違いはコレ】

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皮下出血の原因はさまざまです。一番有名なのは打撲によるものですが、たくさんある原因の中でもちょっと心配なものがあるのです。

単に打撲による皮下出血なら放っておいても治ることもありますが、そうではない「専門医を受診したほうが良い原因」もあります。

 

ところで、「皮下出血」と「内出血」を使い分けていますか?とりあえず青あざを見つけたら「内出血だ!」と行ってしまいませんか?皮下出血の原因や「内出血」との相違点・治療法などを解説します。

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皮下出血とはどんな状態か

 

皮下出血とは「皮下組織に出血したもの」というのが定義です。

 

「皮下組織」について少し説明しますが、皮膚下の骨・筋肉との間にある組織のことです。主に脂肪細胞や弾性繊維で形成されていて、神経や血管がたくさん存在しています。よく「皮下脂肪がついた!」といいますが、それですね。

 

その皮下組織に血管が切れて出血したら「皮下出血」となります。といっても流血するわけではなく溜まって凝固し「皮下血腫(けっしゅ)」という血の塊を形成します。これがいわゆる「あざ」です。

 

打撲などを思い出してみるとよいのですが、はじめはちょっと赤みがかっていますね。だんだんと青くなり黒みがかってきて消滅するというパターンです。皮下血腫が血栓になることはないので、その点は心配いりません。

 

皮下出血のみであれば痛みはありませんが、打撲のあざは痛いですよね。これは皮膚より下の筋肉にまで障害が及んでいる場合の痛みです。

 

打撲や交通事故による外傷などで起こる場合と、血液・血管の異常や疾患によって発生する場合もあります。

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皮下出血と内出血の違いはコレ

 

皮下出血と内出血、あざができると「内出血している」ということが多く、「皮下出血した」というとなんとなくわざわざ言っている感じがしませんか?

 

ただ、同じような意味合いで使っている言葉ですがじつは違う状況を指していることを知っておくとよいかもしれませんね。出血の定義を解説します。

 

外出血

体外への出血を外出血と呼びます。血液が「体表面から流出」することですね。外傷などで皮膚組織などと一緒に血管が傷ついて出血します。

 

外出血の場合は外側から止血することができる点も特徴ですが、逆に外へ血液が流出して命を落とす危険性もあり40%の流出で失血死すると言われています。

 

また、損傷した血管によって出血の仕方に特徴があります。

✅動脈性出血:鮮やかな赤色の血液が心臓の拍動とともにどくどくと出血します。

✅静脈性出血:黒みがかった色の血液が緩やかな速度で出血します。

✅毛細血管性出血:じんわりと表面からにじみ出るような出血です。

 

皮下出血

皮下組織への出血。体の中、皮膚から外に出ない出血のうち、皮下組織への出血のことを皮下出血と呼びます。皮下の破れた血管から組織の中に血液が入り込むために赤黒く見えます。

 

皮下出血は移動せずにその部位にだけ起こっているため、押したりしても色や形が変わったりしません。

 

内出血

内出血は外出血以外の出血の総称です。つまり、体の表面から流れ出ない出血のことです。ということは、「皮下出血」と「内出血」は同じ現象だということになりますね。臨床的には皮下出血で一般的には内出血と呼んでいることがほとんどというわけです。

 

一口に内出血といっても、そこからまた二つに分かれることになるので、少し説明しておきましょう。「皮下出血」と「皮内出血」です。これは見た目で判断できそうな違いがあります。

 

✅皮下出血:強い打撲などで変色し、暗赤色から青色のあざになる。

✅皮内出血:強めの摩擦で起こることもあり、赤紫色で、青あざよりも明るい色味のあざになる。

 

このように、眼で確認できる内出血もありますが、体腔内にある臓器からの出血もあります。頭部で起こる脳内出血や眼内出血、胸腹部に存在する臓器器官からの出血もあるという点については注意が必要です。

 

これらは外から確認することもできず、痛みなどの自覚症状を伴わない場合も多く、命に係わる疾患のこともあるからです。

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皮下出血を発症する4つの原因

 

皮下出血には大まかに外傷によるものと臓器などの疾患にかかわるものがあるということをご紹介しましたが、それらの原因について詳しく解説します。原因を知ることが最大の予防法となるのです。

 

外傷によるもの

打撲や捻挫など、意図しないことで強く体を打ち付けた場合に起こります。ほとんどは自然治癒しますが、打ち所が悪ければ命にかかわります。

 

例えば高所から真っ逆さまに転落したり自動車事故で胸や腹部を強く圧迫した場合にも皮下出血が起こります。また、骨折で皮下出血を起こすことも多いのです。

 

外傷よりも弱い力でも皮下出血を起こす場合があります。女性であればストッキングなどで締め付けている場合に足首などにあざとまでは言えないほどのごく薄い出血の後のようなものが見えることがあります。「点状出血」と呼ばれ、慢性になってしまう場合もあります。

 

加齢によるもの

加齢によって皮下出血しやすくなります。高齢者の手の甲や脚に、インクをこぼしたシミのようなあざができているのを見たことがあるかもしれません。四肢はぶつけたりすることが多い部位で、そのあざは「老人性紫斑」と呼ばれます。

 

皮膚が老化して弾力を失うため、少しの衝撃でも血管が傷つくようになるためで、ただの打撲のあざと違って大き目な紫斑が目立つことが特徴です。老化した血管は一度破れるとふさがるのに時間を要するようになり、その間に漏れ出る血液の量が増えるからです。

 

はじめは血液の赤色ですが、血中のヘモグロビンは時間とともに青紫へと変色して最終的には茶褐色になりひと月ぐらいで消失します。

 

疾患によるもの

「打ち付けた覚えがないのにあざができた」という場合、疾患が原因の皮下出血かもしれません。

アレルギー性紫斑病は主に発症するのは15歳未満の小児です。皮膚や消化器などの血管が炎症起こし血液が漏出します。

 

呼吸器系感染症(風邪を含む)や食物及び薬物のアレルギーが主な原因で、半数程度が紫斑性腎炎へ移行します。

 

また、連鎖球菌性咽頭炎でも好発するといわれています。脳および脊髄を覆う髄膜の炎症である「髄膜炎(脊髄膜炎)」、細菌感染症が全身に及び炎症を起こす「敗血症」、血液のがんといわれ白血球が異常増殖する「白血病」も皮下出血がみられます。血液凝固因子の異常で発症する「血友病」もあります。

 

薬品

経口投与される「ワーファリン」という薬は、抗凝固薬で脳卒中や心筋梗塞などの血栓症に対して処方されます。ビタミンKの活用を抑えて血液凝固因子を弱めて血液が固まりにくくなるという原理です。

 

おなじみのアスピリンや消炎鎮痛剤でも副作用として皮下出血が発生することがあります。

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皮下出血を治療しよう

 

主に外傷による皮下出血は自分で治すことができます。放置していてもかまわないのですがあまり見た目が良くないですよね。しかも、色素沈着することもあるのでやはり手を打ったほうがよさそうです。

 

あざが残って色素沈着した場合

あざができたところに色素沈着してしまったら!人目に触れる部位ならなおさら困ります。なぜあざが色素沈着と結びつくのかという点から説明します。

 

あざはその血液の色が見えて変化していくものだということはお話ししました。このあと、なかなか消えずに残ったままになることがまれにあります

これは皮膚の防御反応でメラニン色素が生成されたりヘモグロビン色素が残ってしまうことに起因しています。

 

わかりやすい例では「ニキビ」を思い出してください。ニキビが化膿すると「赤ニキビ」と言われたりするようにうっ血した色になりますね。これは毛細血管から出血しているためで、血中の成分であるヘモグロビン色素が沈着して「ニキビ跡」として残ってしまうためです。

 

一番良いのは「食事」です。主に鉄分やビタミンCを多く含む食品は血流を活発にするのに最適です。ヘモグロビンには鉄分、その吸収を促進するためのビタミンCですね。

 

鉄分はレバーやカツオなどの動物性やパセリや小松菜などの野菜からも摂取できます。ビタミンCはブロッコリーやイチゴに多く含まれています。パプリカもおすすめですね。

 

外傷性の場合

打撲などで皮下出血が起きたら速やかに冷やします。腫れや炎症を止めることが先決で、早ければ早いほうが効果があり、シコリも残りにくくなります。濡れたタオルや保冷剤を布にくるんで冷やしましょう。

 

腫れが引いて熱感がなくなったら次に温めましょう。温めて血行を良くするのです。血行が促進されると血液に乗って栄養が幹部へいきわたりやすくなる環境を作ってやるのです。

 

ただし、これは必ず皮下出血を冷やして熱を取ってから行わないと悪化することがあるので注意が必要です。方法はホットタオルを当てたり携帯用のカイロを布でくるんで患部に当てます。

 

温冷療法は手軽ですが代謝を上げる意味でも打撲や捻挫の皮下出血に一番効果があります。

 

薬を使用する

治療法はお薬に頼れる場合もあります。色素沈着ならビタミンC高配合な薬用クリームを塗ったり、医療機関で処方薬をもらうこともあります。内服薬や外用薬など、それぞれの状態にあったものを処方してもらうとよいでしょう。

 

漢方薬では「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」や「芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)」などがうっ血を取り除き血行を促進する効果があり用いられることもあります。

 

外科手術

見た目には何ともなくても例えば高所から落下してきたものに当たったりフルスイングのバットが当たってしまったら、実はかなりのダメージを受けている場合があります。

 

事故などでは意識がないまま救急搬送されたりします。そのような場合はまずレントゲンやエコー検査をし、場合によっては外科手術ということになります。

 

「血腫除去法」といいますが、これは内視鏡で行われる場合や観血的手術(大きく切開するもの)があります。

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