おくすり飲めたねで粉薬がすんなり飲める方法【いつからOK?】
<監修薬剤師 cinnamon>
こどもに薬を飲ませるのは一苦労ですね。特に、苦い粉薬は口の中に残るので大人でも飲みにくいものです。おくすり飲めたねはゼリー状のオブラートです。
こどもが好きな味を選んで少しでも楽に粉薬が飲めるようにしたいですね。おくすり飲めたねで粉薬を飲む方法を解説します。
気になる所から確認してみよう
子供は薬が苦手・・・
子供が薬を飲むのが苦手なのは何故でしょう?まずは得体のしれないものを飲まされる恐怖感。そして、それが苦いととりあえず薬は全て嫌になるでしょう。
「苦み」これは一番拒否したいものです。また「舌触り」も見逃せません。粉薬はうまく飲み込まないと口の中にたくさん残ります。これって気色悪いものです。
他には「喉につまる」こと。一気に水で飲み込んでも時々喉にはりついて苦しい思いをすることがあります。そうなると二度目はとても怖いですよね。
なので、甘めで喉ごしがよく、つるっと飲み込めて後には薬が残らない服薬方法があれば薬も飲みやすくなるはずです。これは子供だけでなく高齢者もあてはまります。
その他、子供が苦痛を訴えてきたときの対処方法についてはこちらを参考にして下さい。
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おくすり飲めたねの特徴
おくすり飲めたねをうまくつかうと、甘めで喉ごしよく口に薬が残らない服薬ができます。
飲みやすいゼリー状のオブラート
子供の服薬補助のために開発されたゼリーです。適度な粘度で、スプーンでとりやすく粉薬もまぜやすいです。つるっと喉ごしもよいです。
むせたりつかえたりせずに飲み込めます
薬を前にして緊張し、食道が狭くなっていてもゼリーごと楽に飲み込むことが出来ます。
複数の薬が服用できます
複数の薬があっても、ゼリーと一緒にまとめて飲むことが出来ます。薬によって形状を加工する必要がなくなります。
医薬品に影響しません
医薬品の添加物として認められている成分のみを使用しているので安心です。また、医薬品の吸収に影響を与えるタンパク質や脂質は含まれていません。合成保存料も無添加です。(開栓後は早めに使い切る必要があります)
水分補給にも役立つ
薬を飲む時に水分が必要ですが、水分が飲みにくい人にはとろみがついているようなゼリー飲料は飲みやすい形状です。嚥下が困難な高齢者にも適しています。
体質や体調によりおなかがゆるくなることがあるので薬以外の常用には適していません。
携帯に便利
携帯に便利な大きさです。また、開栓後も蓋ができるので持ち歩きの際に便利です。(開栓後は冷蔵庫に保存)
ローカロリー、ローシュガー
1袋あたり約46kcalと低カロリーです。カロリー制限のある方や糖尿病の方でも使用できます。
また喉が痛くて薬が飲めない場合は、こちらの方法もお試し下さい。
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おくすり飲めたねの服薬のコツ!粉薬がすんなり飲める方法
容器を使う場合
まずは、容器におくすり飲めたねを入れます。ケチらずに多めに入れましょう。その上に、粉薬・錠剤などを入れてゼリーで包むようにして服用します。
かき混ぜてしまうと容器にいれたおくすり飲めたねを全量を飲む必要が出てきますのでかき混ぜないで包み込むようにして、一口か二口で飲みきることがコツです。
スプーンを使用する場合
ティースプーンくらいの大きさで、まずはおくすり飲めたねを出してその上に薬をのせます。その上におくすり飲めたねを出して薬を包み込んでしまいます。その後、時間をおかずに飲み込みます。あまり時間をおくと薬の味がしみでてくることがありますので、早い方がよいです。
また、ゼリーが少量すぎると薬を包み込めず、口の中で飲み込む前に薬が出てくることがあります。そうならない為に、ゼリーはケチらずに十分包み込める量を使用しましょう。
シロップとまぜる
シロップとまぜることもできます。その際、シロップの味とできるだけ同じ風味を選びましょう。また、混ぜ合わせると全量のおくすり飲めたねを飲んでしまう必要があるので、この時はおくすり飲めたねの量には気をつけましょう。
抗生物質等の場合
抗生物質等の薬はとても苦いです。薬自体に少し味は付いていますがすぐに苦くなります。おくすり飲めたねと服用しても苦みが増したり、色がかわったりすることがあります。少しでも回避する為にチョコレート味をオススメします。
ピーチ、ぶどう、いちご味にくらべて色が濃くて色の変化に気がつきにくいのと甘い味が濃いので、他よりも苦みが感じにくくなります。
抗生物質についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。
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おくすり飲めたねはいつから使用OK?
特に害があるものが含まれているわけではないので、水同様何歳からでも使用できます。嚥下機能が未発達の子供が薬を服用することはとても大変ですから気になるところですね。
ただ一般的には離乳中期頃からの使用が推奨されています。ただし、個人差もあるので保護者が慎重に服用するようにします。
服用しにくい薬をおくすり飲めたねで楽に飲めるようになると助かりますね。ただ、子供に薬を飲む理由を説明することも必要です。何かわからないけれど無理やりおいしくない物を口に入れられると暴れて当たり前です。
飲む理由を説明し、飲めたら「ほめる」。また、祖父母や園の先生など第三者に協力してもらい「ほめる」ことも効果的です。
本人の意識と、おくすり飲めたねでスムーズに服用できるようになりたいですね。
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