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アプレース100mgの効果・効能まとめ【コノ副作用に注意して!】

<監修薬剤師 日髙宗明>
薬 

アプレース100mgは非常に安全で他の薬と共に処方されることが多い薬ですが、薬である以上はかならずベネフィット(効果)リスク(副作用)をもちます。

 

正しくその両方を知っておくことで、経過観察に役立てましょう。今回はアプレース100mgの効果・効能についてのまとめをお伝えします。

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アプレース100mgの作用

 

まずはアプレース100mgがどのような作用を持つのか解説します。

 

胃に作用する

胃の粘膜を保護する「防御因子増強薬」という作用があります。

これは胃粘膜を保護する防御因子を増強する効果のある薬のことで、アプレース以外にはアルサルミン、プロマック、ガストローム、セルベックスといった商品が存在します。

【関連記事】
セルベックスの【胃痛への効果】この副作用にも注意して!

アルサルミン細粒・内用液の3つの効果【この副作用が辛い・・】

 

粘膜が保護されると組織修復効果血行促進効果が上がります。そのため胃炎や胃潰瘍を治療する際に使用されます。

 

また胃粘液を増やす効果もあります。鎮痛剤などを服用した際に、副作用で胃荒れが起きるのを阻止する作用もあります。

 

類似薬品

アプレース100mgの主成分はトロキシピドで、白色の錠剤です。ジェネリック薬品としては、トロキシピドがあります。

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アプレース100mgの効果・効能

 

具体的にはどのような疾患にアプレースは効果を発揮するのか解説します。

 

胃粘膜病変の改善

胃粘膜を保護する作用があるため、胃粘膜病変を改善する効果があります。胃潰瘍や急性胃炎・慢性胃炎に効果を発揮します。

胃痛の原因と対処方法についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
急な胃痛の5つの原因!この対処法を試してみて!

 

胃粘膜発赤の改善

発赤とは、炎症を引き起こすことで生じる皮膚の充血を指します。アプレースは胃粘膜に生じた発赤を改善する効果があります。

 

胃粘膜びらんの改善

粘膜や皮膚がただれた状態を「びらん」といいます。アプレース100mgは粘膜を保護する作用があるため、びらんの発生そのものを抑えることが出来ます。

びらんは悪化すると潰瘍となるため、早期の治療が重要です。

 

胃粘膜出血の改善

特に慢性胃炎の急性増悪期の症状緩和になります。

 

胃粘膜浮腫の改善

浮腫とはむくみを指します。多くの場合血管より水分が漏れ出し、その部分全体が腫れてしまう状態を指します。胃粘膜を増強することで、浮腫を改善することが出来ます。

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アプレース100mgはいつ飲むのが正解?

 

正しい薬効を得るためには、まず薬の用法を守る必要があります。いったいどんなタイミングで服用すればいいのか解説します。

 

アプレース100mgの正しい用法

アプレース100mgは1回100mgを1日3回、毎食後に服用する内服薬です。

服用する量は年齢はもちろん症状によっても異なってきますので、まずは処方する医師と相談した上で決めた方がいいでしょう。

 

他の薬と併用可能で、別の薬を飲む際の副作用を抑えるために一緒にアプレースを飲むこともあります。

ただし過剰摂取は危険ですので、必ず医師から指示された用量を守るようにします。

 

アプレース100mg服用上の注意点

医師の指導に従い服用するのが最も安全です。特に妊婦が服用する場合は、必ず主治医の許可が必要です。

 

授乳中の女性がやむを得ず服用する場合、服用期間は授乳を差し控えて下さい。また65歳以上の高齢者も服用の際は必ず医師の診断が必要になります。

 

飲み忘れたときはどうすればいいの?

アプレースは食後に服用する薬ですが、場合によっては食前や就寝前に服用を指示されることがあります。指示通りに服用しましょう。

 

飲み忘れに気がついた場合は、その場で服用するといいでしょう。

ただし昼食の際に朝食時に飲むことを忘れていたことに気付いた場合など、次の服用時間に近い場合は1回分のみを服用し、1日2回の服用としましょう。

飲み忘れたからといって、1度に2回分の服用は避けます。

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アプレース100mgの副作用

 

防御因子増強薬としての性格を持つため、アプレースは警戒すべきほど重篤な副作用は起きません。

ただし非常に稀ですが、アプレースの服用により副作用が現れることもあります。いったいどのような副作用のおそれがあるか、解説します。

 

便秘・吐き気・食欲不振

消化器官に作用し、便秘・吐き気・食欲不振といった症状が現れることがあります。ただし薬の服用をやめれば症状は出なくなりますので、心配しなくても問題ありません。

 

アナフィラキシー様症状

体質によってはショック症状、いわゆるアナフィラキシー様症状が出る場合があります。

過去に1度でもアプレースを服用することでアレルギー症状が出たことがある人は、基本的にはアプレースの使用は厳禁となります。処方された場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

 

肝機能障害・黄疸

人によっては肝機能に支障が発生し、黄疸症状が出る場合があります。黄疸とは目の白い部分や肌が黄色くなる症状です。

主に肝機能の不具合で発生します。これらの症状が出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。

【関連記事】
黄疸の症状を新生児と大人で分けて解説【末期がんとも関係してるの?】

 

発熱・発赤・倦怠感

やはり稀ですが、過敏症を引き起こし発熱・発赤・倦怠感といった症状が出る場合があります。

体調不良を感じたら、医療機関でまずは相談して自分の判断で服用を辞めないようにしましょう。

 

胃粘膜を守るために処方されるアプレース100mgは身体が本来持つ胃の保護機能を高めるため副作用が比較的少ない薬です。

しかし医師の指示に従って正しく服用しなければ思わぬ副作用が発生します。服用後の経過観察は必ず行い、異常を感じたらすぐに医療機関に相談しましょう。

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