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コカール錠200mgは頭痛に効く?【6つの副作用も解説】

<監修薬剤師 BlueP>
薬コカール錠は、アセトアミノフェンを主成分とした薬で、病院ではコカール錠以外にもカロナールが処方されたりします。

また市販薬では、タイレノールAとラックルがありますが、これらはアセトアミノフェンのみを使用した薬剤になります。

 

それ以外にはACC処方と言って、アセトアミノフェンにアスピリンとカフェインを加え、解熱効果・鎮痛効果を高めているお薬もあります。

今回はコカール錠200mgの効果や副作用について解説いたします。

 

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コカール錠200mgの3つの効能

 

鎮痛効果

コカール錠は、偏頭痛・歯痛・生理痛・腹痛・がんの時の疼痛、喉の痛みなど、様々な痛みに効果があります。

ただし、激しい痛みには効果が見られない場合もあり、軽い頭痛や痛みに適しています。

 

また、眠たくなってしまう成分も含まれていないので、車を運転したり寝る事が出来ない状況の時にも飲みやすいお薬です。

さらに胃に対しての負担も少ないので、空腹時に飲むことも出来ます。

 

また、アスピリンやアテンザミドといった成分はアスピリン喘息を引き起こす可能性が高いですが、アセトアミノフェンはこれらのリスクが低いと言われています。

しかし、リスクは低いだけで、100%アスピリン喘息を起こさないと言う訳ではないので注意が必要です。

 

解熱効果

カロナールやコカール錠は解熱効果があるのは勿論の事ですが、インフルエンザの時にも使えるお薬です。

ロキソニンやバファリンなどはNSAIDsに分類される解熱鎮痛薬は、インフルエンザの時にはインフルエンザ脳症などのリスクがあるため飲まない方がいいとされています。

 

また、このように解熱鎮痛効果には期待が持てますが、炎症に対しての働きは弱いとされています。

【関連記事】
カロナール200は頭痛や生理痛には何錠?副作用が心配。。。

 

小児の鎮痛薬

コカール錠は小児の鎮痛薬としても処方されます。体重1kgあたり1回10~15mgを服用し、服用間隔は4~6時間とされています。また授乳中や妊娠中の服用は注意が必要です。

 

授乳中は赤ちゃんへの影響を考えて心配になると思いますが、その際は必ずお医者さんに授乳の有無を伝え、薬を使用しても大丈夫かを確認するようにしましょう。

また妊娠初期でも比較的安全性が高いので処方されますが、妊娠の有無はきちんと伝えるようにしましょう。

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コカール錠200mgの6つの副作用

 

下記のような重篤な副作用が出た場合は、直ちに医療機関を受診するようにして下さい。

 

ショック、アナフィラキシー

皮膚の痒み・じんましん・声のかすれ・くしゃみや喉の痒み・息苦しさ・動悸・意識の混濁などが現れる事があります。

特に息苦しかったり意識がおかしい場合は直ちに医療機関を受診してください。

 

中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症

・38℃以上の高熱・目の充血・めやに・まぶたの腫れ・目が開けづらい・くちびるや陰部がただれる

・排尿時や排便時の痛み・のどの痛み・皮膚の広い範囲が赤くなる

・赤くなった皮膚に白い小さなブツブツが出きる・全身の倦怠感・食欲がない

などなどが現れる事があります。

 

喘息発作の誘発

息をするときヒューヒューと音がする・息苦しい・息切れなどの喘息発作が誘発される事があります。喘息を持っている人は、受診時にも伝えるようにしましょう。

 

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸

発熱・意識障害・考えがまとまらない・頭痛・白目が黄色くなる(黄疸)・吐き気・嘔吐・食欲不振・手が羽ばたくように震える・皮膚が黄色くなる・尿が黄色い・判断力の低下・体がだるい・かゆみなどが現れる事があります。

 

顆粒球減少症

発熱・のどの痛みなどが現れる事があります。

 

間質性肺炎・急性腎不全

発熱・から咳・息苦しい・息切れ・関節の痛み・頭痛・体がだるい・体がむくみ疲れやすい・意識の低下・尿がでない・尿量が減る・血尿、などが現れることがあります。

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コカール錠200mgの服用に関する注意点

 

コカール錠は安全性の高い薬とされていますが、服薬中は飲酒は避けるようにして下さい。お酒などのアルコールを含むものは、服薬中には摂取しない方がいいでしょう。

 

またアセトアミノフェンを含む他の薬剤・アルコール・抗生物質などの飲み合わせにも注意が必要です。他に飲んでいるお薬がある時は、事前に申告するようにしましょう。

 

コカール錠は胃腸への負担が少ないとも言われますが、子供が服用する場合は空腹時を避けてあげる方がいいかもしれません。

また解熱鎮痛剤は病気のそのものに対する原因療法ではなく、対症療法です。

 

その為、解熱剤だけを服薬して風邪を治すという使い方はしません。あくまでも一時的に熱を下げる・痛みを取るというものなので注意が必要です。

 

コカール錠は幼児にも処方されることがありますが、低出生体重児・新生児及び3ヶ月未満の乳児に使用した例は少なく、安全性も確立されていないようです。

 

服用量は成人の場合は1回1.5~2.5錠(300~500mg)とされていますが、年齢や症状により増減されます。ただし原則として1日2回まで、1日最大7.5錠(1,500mg)が限度とされています。

 

小児の場合は、体重1kgあたり1回10~15mgを服用し、服用間隔は4~6時間とされています。

薬局などでお薬の説明を受けるかと思いますが、1日何錠まで飲んで大丈夫かなど不明な点は相談するようにして下さい。

 

またコカール錠の使用期限は出荷時で3年とされていますが、薬局内での保管期間なども考えると2年ほどがベターなようです。こちらも薬局で相談するようにして下さい。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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