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ヒルドイドソフト軟膏の顔への使い方【驚きの効果や副作用の全て】

<監修薬剤師 日髙宗明>
軟膏 

皮膚科で処方されるヒルドイドソフト軟膏、一度は処方されたことがある方も多いと思います。これまで主に傷跡の修復や抗炎症、痛みの緩和に使用されてきました。

 

しかし現在、その効果は美容的にも期待されており、顔への使用にも注目が集まっています。なぜ美容効果が認められるのか、今回はヒルロイドについて詳しく解説し、美容効果や疾患への効果についてご説明します。

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ヒルドイドソフト軟膏の基本情報

 

ヒルロイド(一般名:ヘパリン類似物質)は1954年から発売されている商品です。最初にヒルロイドクリームが発売されて以降、今では軟膏やローションなど幅広く発売されています。

 

主な効能は保湿、血行促進、傷跡の修復です。主成分であるヘパリン類似物質は、血栓を溶かしたり血栓予防に用いられたりするもので、血液がサラサラになることで血行が促進されます。

 

また親水基(水と結合しやすい)があるため水分保持力も高くなります。さらに皮膚の線維芽細胞の増殖を抑制する働きもあるため、ケロイドなどをできにくくし、皮膚をきれいにする働きもあります。

 

ヒルロイドソフト軟膏はクリームやローションと比べ伸展性に欠け皮膚への浸透力も弱めではありますが、保湿力に優れており低刺激です。広範囲に塗布するよりも、皮膚の薄い部分や刺激に弱い部位に塗布する場合に適しています。

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ヒルドイドソフト軟膏はこんな疾患に効く!

 

皮脂欠乏症

皮膚の表面の脂が減少することにより皮膚の水分が減少して乾燥を引き起こします。加齢とともに特に膝下によく見られ、皮膚がかさかさになりはがれ落ちたりひび割れたりします。

 

進行性指掌角皮症

水仕事をよく行う主婦や美容師、看護師などによく見られ、指先に刺激が加わることで起こる手荒れです。指先から発症し皮膚が乾燥して剥がれ落ち、さらに硬くなりひび割れたり指紋がなくなるなどの症状がみられます。

治し方についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
主婦湿疹の4つの治し方!【市販薬はこれがオススメ!】

 

凍瘡

いわゆるしもやけのことを指します。血行の悪くなりやすい場所の皮膚が赤く腫れ上がり、痒みを伴います。

 

血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患

血液は栄養やホルモンを届けるだけでなく、臓器や筋肉が出した老廃物を回収する役目も担っています。

ですので、血行が障害されると様々な症状が出てきてしまいます。

疼痛やしびれもその一つです。注射を打った後に血流に障害が出てしまったり、炎症が起こると血行が障害されてしまいます。

ヒルドイドソフト軟膏は、この注射後の血流改善と疼痛緩和に効果を発揮します。

 

 

血栓性静脈炎

索状の発赤と浮腫や痛みを伴う硬結が生じます。また時に悪寒や発熱などの全身症状が現れることもあります。静脈内膜の医原性損傷や静脈瘤炎後に起こることが多いとされています。

 

外傷(打撲、捻挫、挫傷)

打撲、捻挫、挫傷などの外傷後に腫れや炎症、血腫が起こります。

 

筋性斜頸

左右の胸鎖乳突筋のバランスがアンバランスのため首を常に片側に傾けている状態をいいます。新生児期に胸鎖乳突筋の分岐部に肉芽種が生じるために起こります。

分娩時の外傷が原因として推定されていますが、未だはっきりとしたことは解明されていません。

 

肥厚性瘢痕

手術や外傷でできた傷がくっつき、数週間して赤く盛り上がりミミズ腫れのようになったものが経年とともに自然に白く平らになります。自然軽快するのが特徴です。

 

ケロイド

肥厚性瘢痕の状態が治らず、元の傷の範囲を越えて広がるのがケロイドと呼ばれます。肥厚性瘢痕と違って、自然には治りにくいのが特徴です。

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ヒルドイドソフト軟膏の効果!顔への使用法

 

究極のアンチエイジングクリームと呼ばれるほど保湿効果の高さから美容効果が期待されています。

保湿や血行促進、抗炎症作用により、肌の内側から新陳代謝を促進するため乾燥肌を根本的に治療できる効果があると考えられています。乾燥からくる小じわほうれい線にも効果があると言えます。

 

また赤ちゃんから大人まで使えるほど低刺激で、敏感肌の方でも使用できます。

保険適用の薬であり、医師の処方が必要ですが、1本25グラムのものが200円程度で入手できるため、コストパフォーマンスがかなり良い薬です。

美肌に必要な条件についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
美肌に良い食べ物!【即効性を求めるならコレがおすすめ!】

 

ヒルドイドソフト軟膏に副作用はあるのか

 

皮膚症状

皮膚炎や搔痒(かゆみ)、発赤、潮紅、発疹など局所的に副作用が起こることがあります。基本的には副作用が起こることは極めて少なく、起こったとしても重篤となることは少なく、使用を中止することで自然と改善するとされています。

 

禁忌

血栓を溶かして血流を良くする作用があるため、出血しやすい状態になります。そのため出血性血液疾患の方には禁忌となっています。

また出血を助長する可能性があるため出血している創部や、潰瘍、びらん面においても塗布は避ける必要があります。

 

出血しやすくなる原因についてはこちらを参考にして下さい。

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血小板が少ない原因一覧【4つの病気の可能性アリ!】

 

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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