リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は市販されてない!代わり市販薬はコレ!
<監修薬剤師 日髙宗明>
「リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)」を使用したことのある方、多いのではないでしょうか。効果が高く、皮膚のトラブルには広く対応しているのでとても頼りになるお薬です。
でも、市販されていないから不便ですよね。急なトラブルでリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)が必要になったのに病院に行けなかった場合は諦めるしかないのでしょうか。
そこで今回はリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)の効果と、代替品になる市販薬をご紹介します。
気になる所から確認してみよう
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)はこんな症状に効果的
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)にはステロイド成分と抗生物質が配合されています。ステロイドは肌のトラブルに効果を発揮し、短い時間で炎症をおさえることができるため病院で処方される機会が多い成分です。
ステロイドは細菌感染を伴う皮膚炎や湿疹にも効果がありますが、免疫力を下げやすいという欠点もあります。そのため免疫力を補うための抗生物質が配合さているのです。リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)軟膏が有効な症状は以下の通りです。
✓ 湿疹や蕁麻疹
✓ 皮膚炎やアトピー性皮膚炎 ✓ 虫(蚊、ダニ、ブヨなど)刺されやダニ噛まれ ✓ 軽度のケロイド症状 ✓ オムツかぶれ ✓ あせもやとびひ ✓ 円形脱毛症 |
皮膚に関するトラブルは、初期症状であれば幅広く対応しているのがリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)の特徴です。しかし同じく皮膚に関するトラブルである水虫やカンジダ症、口唇ヘルペスには効果がありませんし、悪化させることがありますのでご注意下さい。
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は市販されていないので代わり市販薬を紹介!
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)はどこで手に入る?
リンデロンVG軟膏は、医師の処方が必要となるため、病院に行かない限り手に入りません。
ですので、肌のトラブルを抱えている方は定期的に医療機関で受診すると良いでしょう。でも、病院に行けなかった場合はどうすれば良いのでしょうか。次の項でオススメの市販薬をご紹介します。
市販薬はベトネベートN軟膏がおすすめ
ベトネベートN軟膏はステロイド成分と抗生物質からなる薬で、殆どリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)と変わりがありません。異なるのは抗生物質の成分だけです。リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は「ゲンタマイシン硫酸塩」という抗生物質が使用されています。
一方ベトネベートN軟膏には「フラジオマイシン」という名前の抗生物質が使用されています。異なる種類の抗生物質ですが、抗生物質としての効果はほぼ同じです。病院に行けない場合はベトネベートN軟膏を代用してはいかがでしょうか。
ただし市販薬は気楽に購入できますが、ステロイド系の薬は使い方を間違えると症状を悪化させたり副作用に苦しむ場合があります。出来るだけ薬局で薬剤師に相談してから購入するようにしましょう。
もしも皮膚に違和感が生じたり、一ヶ月以上使用しているのに治らない場合は使用する薬が間違っている可能性があります。皮膚科を受診しましょう。
リンデロンより強い軟膏としてアンテベート軟膏があります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
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リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は顔やニキビにも使える?
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は顔にも使える?
ステロイドが配合された薬はその強さから5段階に分けられていますが、リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)は「3」です。つまり中間に位置する薬ですが、それでもその効果は強力です。
顔は皮膚が薄く、また人体の中でもデリケートな部位です。薄い皮膚にリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)を塗ると体内に吸収されやすいので、できるだけ顔面への使用は避けましょう。
使用する場合はもう少し効果の弱いランクに下げたものを使用するか、医師の指導の下で決められた範囲に決められた量を塗るようにしましょう。
特にまぶたに薬がつくと眼圧が上がったり、緑内障という目の病気を発症するおそれがありますから、医師の指示がない限りは、まぶたや目の周りに塗るのはやめた方がいいです。
また赤ちゃんは顔以外の皮膚も、全身が柔らかく出来ています。赤ちゃんに使用するときは必ず医師の指導を厳守しましょう。
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)はニキビに効果がある?
リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)には「ゲンタマイシン」という抗生物質が含まれています。ゲンタマイシンは殺菌効果があるためニキビの原因であるアクネ菌を根絶するのに威力を発揮します。
特に赤ニキビに効果を発揮し、一週間以内にきれいに治すことができます。使い方としては1日2回、朝と夕方の洗顔後に薄く塗ると効果的です。
顔に使用する場合は特に注意が必要で、その他の場所も「効果がもっと出ますように!」と厚塗りしないようにしましょう。そして副作用が出る場合もあるので、肌が弱い人は使用しない方がいいでしょう。始めてニキビに使用する場合には、事前に皮膚科の医師か薬剤師に相談してください。
軽い湿疹や火傷、皮膚炎などに効果のあるリンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)ですが、医師の処方がなければ購入できません。市販薬で代用する場合はベトネベートN軟膏がオススメです。ほとんど配合成分に変わりがありません。
ただし薬局で薬剤師に相談した上で購入することをお勧めします。
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リンデロンVG軟膏(リンデロンvg軟膏)はにきびにも効果のある強力な薬ですが、強力な分肌の薄い部分への使用は慎重に行う必要があります。きちんと用法を守って使用しましょう。
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