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下を向くと頭が痛い!【3つの原因と治療法を確認してみて】

<監修医師 ドクターTST>
頭痛

頭痛にはいろいろな形態がありますが、その中に下を向いたときに頭痛が発生するというものがあります。

現代では机で仕事をすることが多いので、下を向くと頭が痛いというのは日常生活にも支障が出てくる厄介な状態です。

 

そうした頭痛にはいくつか原因がありますが、多くの場合ストレスが理由となっています。

下を向くと頭が痛いと感じることがよくあるなら、治療ができるように原因を突き止めてみましょう。

 

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下を向くと頭が痛い原因と治療法

 

緊張型頭痛

下を向いたときに頭全体が締め付けられるように痛んだり、後頭部や首筋にも肩こりのような痛みが発生したりするようなら、緊張型頭痛の可能性があります。

人間の頭はボーリングの弾程度の重量があり、それを支える首の筋肉にはかなりの負荷がかかっています。

 

パソコンで行う仕事や車の運転で上半身を長時間前屈みにしていたり、枕が体に合っていなかったりして、首の筋肉が緊張し続けて血流が悪くなります。

すると筋肉の内部に老廃物が蓄積するようになり、周囲の神経を刺激して頭痛を誘発させます。

 

下を向くと発生するタイプの緊張型頭痛の場合、特に治療は必要ありません。頭痛がある場合は適度に体を動かしたりマッサージをしたりして、筋肉のコリをほぐして血行をよくすると楽になります。

 

予防のためには日ごろから適度な運動をして、同じ姿勢を長時間続けないように心掛けるようにしましょう。

 

座り仕事が多い人は、こまめに休憩を取ってストレッチをしたり、下を向きすぎないように姿勢を工夫したりすると、頭痛の発生を予防できるようになります。

 

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片頭痛

下を向いたときにこめかみや目の両側にかけてズキンとした急に痛みが走ったり、それらの場所に脈打つような痛みが生じたりしたときは、偏頭痛を疑いましょう。

 

片頭痛は緊張型頭痛とは対照的に、局所的・急激であり、緊張が解けたときや体が温まったときなどに発生しやすい傾向にあります。

痛み以外にも、普段は気にならないような音や光、臭いの刺激が非常に強く感じられる症状も出てきます。

 

発生するときの前兆として、視界に異常が出る、体の半分が脱力するなどの症状が起きるときがあり、それから1時間程度たつと片頭痛の発作が発生します。

 

片頭痛の痛みは頭部の血管が拡張して炎症を起こすことで生じると考えられていますが、血管が拡張する理由としてはいくつかの説が唱えられています。

 

有力な説の片方は、血管を収縮させる作用を持つ生理活性物質のセロトニンが関与しているというものです。

セロトニンが血液中の血小板から放出されて血管が収縮し、セロトニンが分解されて血管が広がるときに痛みが生じるとされています。

 

もう一つは顔面周辺の感覚をつかさどる三叉神経が関与しているというものです。

何らかの刺激によって三叉神経が刺激されると、神経末端から様々な神経伝達物質が放出され、血管が拡張して片頭痛が生じるとされています。

 

どちらの説が正しいとしても、大元は日常的なストレスです。予防するには規則正しい生活や、適度な運動、ストレッチなどの整体により、ストレスを解消することが予防につながります。

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また、女性で血圧が低い人も片頭痛になりやすいので、心当たりがある人は悪化する素因を増やさないようにすることが大切です。

 

頭痛が起こった場合は、濡れタオルなどを当てて痛む部分を冷やすと、血管の拡張や炎症を抑えることで、痛みを和らげることが出来ます。

また、強い光や音は神経を刺激して症状を悪化させるので、安静にするときはそうした物をシャットアウトできる部屋に入るようにしましょう。

 

逆に血流をよくしたり血管を広げたりすると痛みは悪化します。頭痛が発生している最中は運動やマッサージをしたり、お風呂に入ったりするのは良くありません。

 

片頭痛を持っている人の多くは病院にかかっておらず、自分の判断で対処している傾向にあります。しかし、放っておくと症状が悪化して日常生活に悪影響が出てくることもあります。

 

精神的なストレスが原因の場合、心療内科などで診察をして薬を出してくれるので、頭痛がひどいようなら受診してみましょう。

さらに怖いのは、ただの片頭痛だと思っていたのが、くも膜下出血や脳腫瘍のような重篤な病気であった場合です。

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これらの病気では、放置していると命にもかかわってくるので、痛みがしょっちゅう続くようであれば早めに病院に行くことが大切です。

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副鼻腔炎

副鼻腔炎(ふくびくうえん)は頭痛の原因としてあまり知られていませんが、放置しておくと大変なことにもなる病気です。

 

副鼻腔は鼻の穴の周囲にある空洞で、頬の裏側にある上顎洞(じょうがくどう)、 目の間にある篩骨洞(しこつどう)、 額の裏側にある前頭洞(ぜんとうどう)、 鼻の奥にある蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4つがあります。

 

これらの副鼻腔の中に細菌やウイルスが入るなどして炎症が起こるのが副鼻腔炎です。

副鼻腔炎(蓄膿症)に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

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下を向くと頭痛が起きるというのは不快でもあり、体が受けている様々なストレスの原因でもあります。また、副鼻腔炎などの場合は放置しておくとよくありませんし、偏頭痛でも悪化すれば相当な苦痛になります。

まずは頭痛の原因になる要素を少なくし、ひどいようなら病院を受診するように心がけましょう。

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