足の小指の腫れが痛い!原因と対処法を徹底解説!
<監修医師 まっちゃん>
「足の小指が腫れて痛い!」「足の指が腫れる原因は何?」
気になるけど病院に行くまでもない、と思って足の小指の腫れを放置していませんか?
実は足の小指の腫れは身体からのSOSかもしれません。
足の小指が腫れて痛いときの原因と対処法についてご紹介します。
気になる所から確認してみよう
足の小指が腫れて痛い原因
足の小指がどこかにぶつけたわけでもないのに腫れて痛む場合、以下のような原因が考えられます。
内反小趾(ないはんしょうし)
内反小趾は歩き方や姿勢によって小指が内側に歪曲する形で変形し、歩行に支障をきたす状態を指します。
女性の多くは先端が細くなったデザインの靴を履くので、比較的かかりやすい症状だと言えます。
足を交差させて立つ、片足に体重をかけるようにして立つ、などのクセがある人も要注意です。
左右のバランスが異なることで内反小趾は発症しやすくなります。
また運動不足の人や立ち仕事の人も土踏まずの部分に出来るはずのアーチが崩れ、開張足(かいちょうそく)になる恐れがあります。
開張足になると足の指先に負担がかかり内反小趾にかかりやすくなるのです。
痛風(つうふう)
痛風は足の指先や関節に腫れや痛みが出ます。
足の小指は血流が悪く、特に痛風の症状が出やすい部位です。
その原因は、血液中の尿酸が結晶化し、その結晶が刺激するせいです。
健康診断の血液検査で尿酸値が高かった人は要注意です。
他の関節の痛みや腫れ、食欲がなくなる、身体がだるく感じる、微熱があるなどの症状や1週間程度激痛を感じていたのにぴたりと止んだ場合は、痛風を疑った方が良いでしょう。
痛風の症状は出たりひいたりをくり返し、適切な治療を受けていなければ症状は徐々に悪化していきます。
慢性関節リウマチ(まんせいかんせつ)
慢性関節リウマチはリウマチの一種です。
リウマチには様々な種類がありますが、特に関節に炎症が出る場合は慢性関節リウマチといっていいでしょう。
小指が腫れる以外にも食欲がなくなる、身体がだるく感じる、微熱があるなどの症状を併発します。
リウマチはまだハッキリとしたメカニズムが分かっていない病気ですが、
対処法は確立しているので医療機関を受診すればそれほど恐れる病気でもありません。
ひょう疽(ひょうそ)
ひょう疽とは何らかの理由で雑菌が足の小指には入ってしまった場合に腫れを起こす皮膚疾患の一種です。
どんな理由で雑菌が侵入するかというと、深爪や巻き爪など爪のトラブルであることが多いです。
小指は足の中でも最も外側にありますので、歩くだけで様々な刺激を受けやすい部位です。
そのためひょう疽が起きやすい指でしょう。
足だけではなく、手の指先に起きる場合もあります。
また雑菌は湿った場所を好むため、靴の中はうってつけの増殖環境です。
足の小指が腫れて痛い時の対処法
靴を変える
特にどこかに足をぶつけたわけでもないのに小指が腫れるようになったらまず、靴を変えましょう。
足の形に合わない靴を履くと小指が圧迫され、腫れの原因になります。
最悪の場合内反小趾の原因ともなりかねませんので、まずは靴を見直しましょう。
足の甲の高さや幅に合った靴かどうか以外にも、
「素材が柔らかい」(足の擦れても痛くなりにくい素材か)「柔軟性がある」「足にフィットする」などの条件を満たしていると完璧です。
ヒールのある靴ではどうしても足のつま先に負担がかかるので、スニーカーやぺたんとした靴をたまに履くと足がリフレッシュします。
「自分に合う靴が分からない」とお悩みの方は、お店で店員さんに相談してみてはいかがでしょうか。
店舗によっては「シューフィッター」と呼ばれる、靴のお医者さんとも呼べる専門知識を持つ方がいらっしゃいます。
足に負担をかけない靴選びをサポートしてくれます。
あらかじめインターネットでお近くの靴屋に専門スタッフが以内か調べて出かけると便利です。
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原因となる病気を治す
靴を変えても小指の腫れがひかない場合は、医療機関で診察を受けましょう。
先ほどご紹介したいずれの病気も、治療方法が確立しています。
早めに治療を開始すると痛みに悩まされることもありません。
「コレくらい我慢できるだろう」と思って放置していて、小指の腫れの原因が病気だと対処が遅くなってしまいます。
あまり無理せず、早めに医療機関を受診しましょう。
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まとめ
足の小指の腫れは内反小趾、痛風、慢性関節リウマチ、ひょう疽が考えられます。
対処方法としては「靴を見直す」「原因となる病気を治す」ことが挙げられます。
早めに対処することでどの病気の痛みも解決できますので、長引く足の小指の腫れと痛みにお悩みの方は早めに医療機関を受診しましょう。
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