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頭がくらくらする意外な原因!命にかかわる病気かも!

<監修医師 豊田早苗>
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急に立ち上がった時にくらくらしたりする事はあるかもしれませんが、その場限りなのでそのまま気にせずに過ごしてしまいがちです。

 

頭がくらくらするのは実は意外な原因で、病気が潜んでいるサインかもしれません。今回は頭がくらくらする原因や関連する病気とその対処法についてお話しします。

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頭がくらくらする原因

 

頭がくらくらする原因には病気ではなく、自分の体質によるものである事もあります。

 

冷え性

女性に多いと言われる冷え性ですが、この冷え性が頭がくらくらする原因になる事があります。

冷え性は主に手足の末端が冷える事が多いですが、その冷え性は手足の血流が悪くなり冷え性が起こるので、身体全体も血流が悪くなっています。

 

身体全体の血流が悪いと、脳の血流もうまく回らずに脳への酸素が不足してしまい、頭がくらくらする症状が現れます。

主に冬から春の寒い季節に多い方は要注意です。

 

冷え性の改善のためにも温かい飲み物を取ったり、適度に運動したりするのが改善へと繋がります。

 

肩が凝りやすい

デスクワークが多い方な普段同じ姿勢が続く方などは、肩が凝りやすかったり、目が疲れやすくなります。

 

肩こりも血流の悪さが原因にありますので、血流障害が起こり、冷え性と同じように脳への酸素が十分に行き渡らなくなることから、頭がくらくらする症状がでます。

【関連記事】
左肩こりの原因は心臓にあった!考えられる病気を解説!

 

肩こりからは頭痛や吐き気が出る事もありますので、なるべく身体を動かして肩こりを予防するようにしましょう。

 

また肩ではなく、首の凝りや眼精疲労が原因で頭がくらくらすることもあります。

首のこりは朝方、寝起きに感じることが多く、下向く際に痛みを感じたり後頭部に重い感覚を味わうことがあります。いずれも筋肉のこりが原因と言えます。

 

空腹時

空腹時に頭がクラクラすることがあります。これは、空腹時には血糖値が低下していることが原因で起きる生理的な現象です。

 

もしも食事の後、時間がそれほど経っていないのに頭がクラクラしたり吐き気を感じる場合は、低血糖症という病気の可能性があります。

ただし病気の場合はあくびが止まらない、手足のしびれなど他の症状も併せて起きますので、頭がクラクラするだけで判断することは難しいです。

 

ホルモンバランスの崩れ

体内の様々な調整機能によって、人は意識せずとも正常な状態を保っています。

しかしバランサーの役割を果たすホルモンが何らかの理由でうまくはたらかなくなると、頭がくらくらするなどの不調を感じるようになるのです。

 

特に40代女性に多く見られる更年期障害は、ホルモンバランスが崩れ、原因不明の体調不良や精神不安定に襲われます。

床が揺れているように感じるほど頭がくらくらする、身体の火照りを感じる、精神的に安定しないなどの症状がある場合は、病院で診察を受けた方が良いでしょう。

 

また頭がくらくらする症状に加え、こめかみがどくどくと脈打つような痛みを感じる場合は偏頭痛の可能性もあります。

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頭がくらくらするのはこの病気かもしれない

 

頭がクラクラする事は体質的なものもありますが、病気に関係している事もあります。

 

低血圧症

低血圧にもいろいろな種類がありますが、よく見られるのが椅子から立ち上がったり、ベッドから起き上がったりした際にくらくらする事を「起立性低血圧」と言います。

 

また疲れやストレス、お風呂に長時間入ることなどでも一時的に血圧が下がって、脳内の酸素が少なくなることがありますので、普段から低血圧でない人も十分に起こる可能性があります。

低血圧は疲れやすくなりますので、なるべく体力を付けるように適度な運動と規則正しい食事を心がけるようにしましょう。

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風邪などウイルスが原因

風邪を引いた後に頭がくらくらするという場合、体内に侵入してきたウイルスが体内の思わぬ場所に侵入してしまった可能性があります。

身体の平衡感覚を司る器官や神経にウイルスが忍び込むことで、くらくらとしためまいを感じるのです。非常に稀ですが、花粉症の人でもめまいを感じることがあります。

これは風邪と同じく、花粉が思わぬ場所に侵入してしまったからだと考えられます。

 

脳に関わる病気

日本人の死因の中でも上位を占めるのが「脳梗塞」です。唐突に症状が現れ、一刻も早く処置を行わなければ生存率が下がるというおそろしい病気ですが、いくつかの前兆が起きます。

それが「激しいめまい」「あくび」「吐き気」です。

 

もしも頭がくらくらしてめまいや吐き気をかんじるなど「何だかいつもと違う」という症状であれば要注意です。

脳梗塞以外にも脳出血など脳に関わる病気の可能性があります。

 

鉄欠乏性貧血

貧血になると頭がくらくらするとよく耳にしますが、貧血は血中のヘモグロビンの量が少ない状態で、へモグロビンの量が少ないと、脳が酸素不足状態となり、頭がくらくらします。

貧血は進行していくことが多く、倦怠感や頭痛、息切れなどの症状が出てきます。

【関連記事】
貧血で倒れる症状や対処法【甘く見てませんか?】

 

貧血は食事で改善できる事が多くありますので、規則正しい生活を心がけて、なるべく鉄分の多いものを取るように心がけましょう。

レバーやホウレン草など鉄分の多い食べ物と言われていますが、これらが苦手な方はサプリメントで取る方法もありますので、症状が気になる場合は積極的に取る事が大切です。

 

頻繁に起こる立ちくらみの解消方法としては、食事の改善が一番の近道です。

【関連記事】
体がだるいし眠いのは病気?5つの原因を知っておこう!

なお、お酒を飲んでいる際に貧血のような症状を感じる人もいるかと思いますが、飲酒と貧血は関係がありません。

貧血のようだと思ったその症状は急性アルコール中毒の前兆かも知れません。

飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

 

自律神経失調症

交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、自律神経失調症を引き起こします。

症状は主に頭痛、動悸、頭がくらくらする、息苦しい、吐き気、寒気、気持ち悪いなどの身体的な様々な症状が引き起こります。

心理的な問題のせいで感じるので、ずっと症状が出続けることもあれば断続的に現れる場合もあります。

 

原因はストレスや疲れがほとんどと言われていますが、出来るだけ普段から自分で意識してストレスを軽減する事が大切です。放置したままだとやがてうつなどを引き起こしますので早めのケアが必要です。

【参考記事】
自律神経失調症の治療と薬について!病院では何科を受診する?

 

月経前症候群(PMS)

女性特有のものになりますが、生理に前3~14日前に起こる精神的、身体的な症状の事を指します。生理が始まると共に症状は落ち着いていきますが、出てくる症状は人によって様々です。

 

主な症状は頭がくらくらするようなめまいの他にふわふわするめまい、頭痛、倦怠感などが挙げられます。

PMSの原因ははっきりとは分かっていませんが、黄体ホルモンの影響やビタミン不足など様々な要因が挙げられています。

 

PMS症状を防ぐにはカフェインやアルコールの摂取を控える、身体を冷やさないようにする、適度な運動、リラックスできるように心がけるなどが有効的と言われています。

 

最近ではPMS症状を緩和する飲み薬なども出ていますので、ひどい方は服用してみてもよいかもしれませんね。

【関連記事】
カロナール200は頭痛や生理痛には何錠?副作用が心配。。。

 

内耳炎

こどもに多く見られる症状ですが、大人でも発症する可能性があります。頭がくらくらする他に、難聴などの症状が出ます。

これは耳の中にある平衡感覚を司る器官にウイルスが侵入するなどの原因により炎症が発生したために起きる症状です。

 

難聴は内耳炎の治療と共に症状が消えていきますので、そこまで恐れる必要はありません。

 

ただし子供はうまく症状を訴えることが出来ませんから、何もないところでよく転んでいないか、音に反応できているのか、大人がしっかしこどもの様子を見守る必要があります。

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癌の初期症状の可能性もある

しるし   

頭がくらくらする症状をいくつか見てきましたが、中には癌の初期症状の場合もあります。

頭が一瞬くらくらしたり、めまい、息切れ、嘔吐感、倦怠感などは貧血の症状でも見られるものであり、なかなか貧血との見分けがつきにくいです。

 

癌と判断する場合には血液検査を定期的に行って、進行していないかを見ます。進行している貧血の場合は癌の可能性があります。

見た目では判断しがたいものですので、貧血が気になった場合には血液検査を定期的に行って、様子を見ていくことが重要です。

 

病院はまずは内科を受診する事をおすすめします。内科であれば総合的に検査してもらう事が可能です。

そこからめまいの原因が癌であれば、血液内科への受診や癌でなければ耳鼻科など科の診察が必要になります。

 

気になる症状があれば、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。早期発見が早めの回復に繋がります。

治すためにはまず原因を特定する必要があります。

 

頭がくらくらする原因は体質的な物から、病気のものまで様々です。症状が長く続くような場合は早めに病院を受診するようにして、早期回復に努めましょう。

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