喉風邪の治し方を教えて！早く治す６つの対処法！
＜監修医師 WASHIO＞
「喉の調子が悪いな、風邪かな？」と思っても、忙しいから・・・
とほうっておいくとあっという間に熱が出たり、具合が悪化したりしますよね。
風邪がひどくなる前に、喉風邪のうちに治してしまいましょう！
今回は、喉風邪を早く治すためのポイントをまとめてみました。
気になる所から確認してみよう
喉風邪の症状とは?
では、喉風邪とはどういう症状を言うのでしょう？
喉風邪かな？と思ったら、まず下の症状に当てはまるか、見てみてください。
喉が腫れる・痛みがある
口を大きく開けると見える、喉の奥の壁の部分を、医学用語では咽頭（いんとう）と呼びます。
喉ぼとけの部分を喉頭（こうとう）と呼びます。喉が病原体に感染して炎症を起こしていると痛みが生じます。
喉の奥が赤く腫れている時は咽頭炎です。
声がかすれたり、出なくなったり、つばを飲み込むと痛くなる場合は喉頭炎の可能性があります。
扁桃腺が腫れる・痛みがある
のどちんこの両脇にある、リンパ組織を扁桃腺と呼びます。
扁桃腺は外部から侵入してくる病原体に対して防御をする役割を持っていますが、病原体に感染して抵抗力が低下していると炎症を起こしてしまいます。
もし、口を開けて扁桃腺が腫れていたら扁桃炎です。扁桃腺が白く膿で覆われるタイプもあります。
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呼吸が苦しい
声帯のすぐ上に喉頭蓋（こうとうがい）という器官があります。
ここは、物を飲み込む瞬間に気管にフタをする重要な部分です。
もし、呼吸が苦しくて、ゼイゼイ、ヒューヒューと音がなるようならここが腫れています。
主に、B型インフルエンザに感染するとこのような症状になります。
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症状が重くなると
症状が重くなってくると、全身が気だるく感じ、頭痛、発熱が伴うこともあります。
また、嚥下痛（えんげつう、物を飲み込む時に痛みがある）や、耳の痛み、食欲不振などを感じます。咳や痰も出てきます。
喉風邪になってしまった。。６つの対処で早く治す！
喉風邪は、風邪の初期症状です。喉が痛いなと思ったらできるだけ早く治しましょう。
マスクをする
風邪に、乾燥は大敵です。
マスクをして、自分の口の中の湿度を保ちましょう。口の中が潤っていた方が痰も切れやすくなります。
加湿する
マスクをずっとしているのがしんどい、という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、加湿器で加湿をしましょう。
風邪の原因となる最近やウイルスは湿度が高い環境には弱いため、さらに他の菌に感染するのを防げます。
また、水もこまめにとるようにしましょう。
緑茶でうがいする
緑茶には殺菌作用があります。
もちろん、うがい薬も効果的ですが、手近にない場合は緑茶で代用しましょう。
「あー」と声を出すようにうがいをすると喉の奥まで行きわたります。
ハチミツを舐める
ハチミツも、殺菌作用があり、のどの細菌の増殖を抑えてくれます。
また、咳を抑えたり、痰の切れが良くなったりするので、ぜひ、取り入れてください。
ネギ湿布をする
おばあちゃんの知恵として昔から知られている方法ですよね。
ネギの臭いの成分に消炎と殺菌効果があります。
ネギを10cm程度に切り、縦に切り開いて、フライパンなどで弱火で焼いてください。
焦げ目がついたら、ガーゼなどに包み、喉に当ててください。
ツボを押す
もし痛みが引かない場合は、ツボ押しも効果的です。
親指と人差し指の間にある手の甲側のくぼみにある「合谷（ごうこく）」
首の付け根の左右の鎖骨の間のくぼみにある「天突（てんとつ）」 などが、喉の痛みを和らげるツボと言われています。
喉風邪を悪化させない為にすべき事！
栄養のあるものを食べて、ゆっくりと体を休める
風邪をひいている時は、免疫力が低下しています。
こんな時に、カップラーメンなどでお腹を満たすのはもってのほかです。
まずは、栄養のある食事をし、よく睡眠をとり、免疫力を回復させることが大事です。
体を温める
体温が1℃低くなると免疫力が下がってしまいます。
逆に、体温を1℃あげると免疫力が5-6倍上がるという情報があります。
喉が痛い時は、首にタオルを巻くなどして温めてみましょう。
刺激の強い食べ物は避ける
喉に炎症を起こしている時は、刺激を与えないようにしましょう。
唐辛子、にんにく、からし、わさびなどは炎症を悪化させてしまう可能性がありますので、控えてくださいね。
アルコールとタバコを控える
アルコールやタバコも、喉を痛めます。
普段はアルコールやタバコを嗜んでいる方も、風邪が治るまでは我慢してください。
喉風邪が続くのは重大な病気の可能性もある！
喉風邪だと思っていても、いつまでたっても治らない時は注意してください。
喉に痛みや違和感がある場合は、風邪以外の様々な病気である可能性があるのです。
ここでは、一部だけですが、症状別にご紹介します。
もし心当たりがあったら専門医の方に相談してみてください。
発熱はないけれど喉の痛みが続く
発熱がなく喉の痛みが続く場合は、咽頭がん、食道がん、声帯ポリープなどの可能性があります。
このような病気は自分で診断することが難しいので、専門医を受診してください。
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咳が止まらない
もし、空咳が3週間以上も続くようであれば、アレルギー性の病気である可能性があります。
咳喘息、アトピー性咳嗽（がいそう）、咽頭アレルギーなどが挙げられます。
その他に、喉に異物感があったり、イガイガ感があったりします。
投薬で症状が軽減されますので、耳鼻咽頭科、呼吸器内科、アレルギー科などを受診してください。
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喉の痛みと微熱が続く
喉の痛みとともに微熱が続く場合は、3つの可能性があります。
☑１つは慢性疲労症候群といい、気分が落ち込んだり、睡眠障害や筋肉痛が起こります。
☑2つ目は急性気管支炎で、風邪とよく似た症状ですが、呼吸が苦しくなり、ゼイゼイ、ヒューヒューという音がします。
子供や高齢者がなりやすい病気で、重くなると高熱を伴うことがあります。
☑3つ目は肺結核です。微熱と咳が2週間以上続くようなら、肺結核を疑ってみてください。
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高熱が続く
胸の痛みや高熱が続き、息苦しい場合は、肺炎の可能性があります。
特に、お年寄りは急に悪化するることがありますので注意が必要です。
肺炎とひとくちに言ってもウイルス性や細菌性など原因は様々ですので、早めに病院で診てもらうことをお勧めします 。
子供が感染しやすい肺炎に、マイコプラズマ肺炎があります。
マイコプラズマという微生物に感染し、肺炎を引き起こすのです。
喉の痛み、高熱に加え、しつこい咳はマイコプラズマ肺炎かもしれません。
マイコプラズマ肺炎に効く抗生物質を使用すれば治ります。
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その他にも、甲状腺炎、口腔カンジダ症、舌咽神経痛、逆流性食道炎（初期症状が喉の痛み）、妊娠など喉の痛みと関連する病気・症状は多くあります。
もし、何かいつもと違うなと感じたら、早めに病院を受診しましょう。
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誰だって、風邪をひくのは辛いですよね。
喉風邪だと侮らず、早めの対処で風邪を治して、元気な毎日を送りましょう！
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