肋骨にひびが入った時の症状をチェック!運動は厳禁?
<監修医師 ドクターTST>
気づかぬうちになんてこともよくある、肋骨のひび。
症状はどこかに必ず出てきますので、しっかりチェックして、悪化する前に治療していきましょう。
運動が原因で肋骨にひびが入ったというケースも多くあります。
運動はしてはいけないのか?運動はいつまでしてはだめなのか?についてもご紹介します!
気になる所から確認してみよう
肋骨にひびが入った時の症状
肋骨にひびが入ったなんて、想像すると、ものすごい激痛に耐えなければいけないのではないかと恐ろしいですよね。。
しかし、意外となんだか胸のあたりが痛いなぁ・・・と思っていたら、実はひびが入っていた!
なんてこともあるくらい気づかない人も多いのです。
実際には、どんな症状があるのかチェックしてみましょう。
✓呼吸をするだけで痛い
✓大きく息を吸うと痛い ✓咳やくしゃみをすると響く感じがする ✓横になると痛い ✓体をねじったときに激痛が走る |
人によっては、胸を押しても痛くないのに特定の行動をする(寝転ぶ、咳をする)と痛いという人もいるんだとか。。
普通に生活しているとそこまで痛みを感じないけれど、ふとした瞬間に違和感がある・・・
というのが肋骨のひびの怖いポイントなんです。
我慢して放っておいてしまうと、知らず知らずのうちに恐ろしい合併症を引き起こしてしまうかもしれません。
ひびが入っていない時でも痛みを感じる場合は他の病気の可能性があります。詳しくは以下の記事を参考にしてみて下さい。
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肋骨ひびによる合併症
肋骨は本来、肺などの内臓を覆うように出来ており、内臓を外からの衝撃から守る役目のある重要な骨です。
しかし、ひびに気づかず放っておくと、知らない間に内臓を傷つけていた・・・なんてことも考えられます。
肋骨のひびにより、内臓を損傷し内出血を起こすことも考えられます。
合併症として可能性がある損傷例
✅心・大血管損傷
✅肺損傷
✅胸壁血管損傷
✅内胸動静脈損傷
✅肋間動静脈損傷
痛いのを我慢して生活していませんか?体に無理をさせてハードな運動をしてしまっていませんか?
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肋骨のひびは、一度病院に行って診てもらえば安心できる軽いケガです。
放ったらかしにして悪化させてしまう前に、病院に行きましょう!
肋骨にひびが入る原因
肋骨にひびが入る原因として考えられるのは、大きく分けて二つあります。
外からの力によるもの
交通事故や転倒、体をぶつけ合うスポーツによるものです。
なんでそんな簡単にひびが入ってしまうの?と疑問に感じる人も少なくないはずです。
肋骨は全部で24本の骨で成り立っています。
本数が多い代わりに、一本一本はあまり強くない骨で出来ています。
何かに胸をぶつけてしまったり、転んだり、自分ではいつも通りスポーツをしているつもりでも、
ちょっとした出来事で受傷してしまうこともあります。
自分の力によるもの
骨に圧力をかけてしまい、ひびが入ってしまうケースです。
✅咳のしすぎ
✅くしゃみをした瞬間
✅ゴルフや野球など、体をねじる運動
など、ふとした瞬間にひびが入ってしまうことがあります。
このケースでひびが入っていると、気づかずに症状が悪化しているということがあるので要注意です。
咳をするときや運動している最中は痛いけれど、していないときは痛くないということが多くの人に起こります。
これによって、気づかずに悪循環を呼び起こしていることがあるのです。
肋骨にひびが入った時は運動はしてはいけない?
肋骨のひびと運動には、強い結びつきがあることは知っていますか?
運動が原因でひびが入ることはとても多いケースです。
またひびが入っていることに気づかずに運動をし続ければ、更に病状が悪化することがあります。
肋骨骨折の一番の治療方法は、「絶対安静」です。
ひびが発覚してから一ヶ月は、必ず運動は控えましょう!
無理して運動を続けると、「疲労骨折」といって更に悪化してしまう可能性もあります。
ここでは、疲労骨折の予防法もチェックしておきましょう。
疲労骨折について!予防法もチェック!
スポーツの中で、骨の同じところに繰り返し加わる小さな力によって負担がかかり、ひびがはいったり(不全骨折)、骨折してしまうことを「疲労骨折」と呼びます。
ひびよりも病状は重く、もちろん治療も長引きます。
二か月は安静が必要なんてことも。
いつ起こるか分からない疲労骨折。
防ぎようがないようにも見えますが、日頃の生活から気にしていれば確実に予防することが出来ます。
疲労骨折の予防法
・無理をしないこと。疲れを感じたら、運動は控える。
・過度なダイエットをしないこと。
・ビタミンDやカルシウム、たんぱく質を意識的に摂取して、骨を強くすること。
などがあります。
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頻繁に運動をする人や、日頃からこのことを頭に入れておくと疲労骨折を防ぐことが出来ますよ。
高齢者の方は、骨密度も次第に低くなります。
少し体を動かしただけで疲労骨折をするケースもあるので、食事などで骨を強くすることを意識するといいですね。
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