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舌のぶつぶつが痛い!危険な病気の可能性あり?

<監修医師 若菜康弘>
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舌は味覚を得たり、言葉をしゃべったりするための重要な器官です。デリケートな部分なので、体調によって状態がすぐに変化します。

それゆえ、舌は「内臓の鏡」と呼ばれ、舌を見ることによって体の異常をいち早く知ることができるのです。

 

舌に赤いぶつぶつができるのは、口の中だけでなく、体の他の部分に病気が生じているシグナルであることも多いので、軽く考えずに対処することが必要です。

アレルギーよりももっと重要な原因が隠れている場合もありますので、素人判断は危険です。

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舌にぶつぶつが出来る5つの原因

 

外傷

舌を噛んでしまったり、熱い食べ物や飲み物で火傷してしまったとき、舌の粘膜にも傷ができます。

さらに先がとがった歯や入れ歯のバネなどで刺激をうけ続けると、舌の表面が荒れて赤くなりぶつぶつができることがあります。

多くの場合はピリピリ、ヒリヒリした感覚を生じますが、放置して慢性になると、しだいに痛みを感じなくなり傷が残ることもあります。

まれに傷が原因でできたブツブツから腫瘍ができることもあり、治っているかどうか自分自身で注意深く観察することも大事です。

もし治りにくい傷の場合は歯科を受診してください。

また、人間の口の中は菌だらけですので、傷口に細菌が入り込んで炎症を起こすこともあります。

 

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口内炎

舌や口の中にぶつぶつができる病気のうち、最も一般的なものが口内炎です。

口内炎というのは、口の中の粘膜に生じる炎症のこと全般をさします。

 

口内炎にはアフタ性口内炎、カルタ性口内炎、ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎と様々な種類がありますが、いずれも舌に生じる可能性があります。

 

最も一般的なアフタ性口内炎の場合は、舌の表面や側面、根本や裏側にも発症し、原因はビタミンの不足、睡眠不足、疲労、ストレスなどとされています。

いずれも、生活習慣や食生活の問題、仕事や人付き合いなど、日常生活上の問題と密接に関係しているものです。

 

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貧血

貧血はめまいや息切れのような症状の他、舌にも異常を引き起こします。

貧血になった場合、舌の表面にある舌乳頭という部分が腫れ、赤いぶつぶつが生じる舌炎(ぜつえん)が生じることがあるのです。

特に舌の先端に異常をきたす場合が多いです。

最初はピリピリした灼熱感があり、次第に舌乳頭が縮んでしまい、赤いままざらざらがなくなった平滑舌(へいかつ)舌という状態に移行します。

こうなると舌全体が痛み、味覚に異常が生じたり、食べ物を飲み込みにくくなったりします。

 

貧血は鉄分の不足によって起こる鉄欠乏性貧血の他、ビタミンB12、あるいは葉酸の不足で生じる悪性貧血があり、いずれも舌炎の原因となります。

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猩紅(しょうこう)熱

猩紅熱は溶連菌(ようれんきん)により引き起こされる感染症です。

猩紅熱は、発熱や頭痛、四肢の痛み、咳といった風邪を思わせる症状に始まり、皮膚や口の中の粘膜に赤い小さな発疹が多数生じてきます。

これらの症状と共に「痒い」「舌がしびれる」と子供が苦しむ場合、溶連菌を疑った方が良いでしょう。

 

このとき舌は赤く腫れて多数のぶつぶつができ、イチゴ舌と呼ばれる状態になります。

その様子はまるで血豆がたくさんできているようにも見えます。

または白いぶつぶつがベロに出来る場合もあります。

とても感染力が強いため、とくに小さなお子さんのいる家庭では早いうちに医師に相談し、適切な治療を受ける必要があります。

 

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手足口病

これはウイルス性の感染症で、その名のとおり発熱や頭痛に加え、手のひらや足の裏、ひざの裏、お尻、口の周りなどに水ぶくれが生じる病気です。

口の中にも赤いぶつぶつができることもあり、かゆみや痛みを伴います。

 

猩紅熱と同じように小さな子供に多い病気で、唾液や鼻水の飛沫を介して感染します。

1週間か10日で自然に治りますが、まれに命にかかわる重症に陥ることもあるので、症状が重くなる前に病院に行くべきです。

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舌にぶつぶつが出来た時の対処法

 

外傷の場合

舌を傷つけた覚えがあるときは、刺激を与えないように注意しましょう。

熱い物や辛い物、アルコール、喫煙などは症状を悪化させるので、なるべく控えるべきです。

ただし治りにくい傷や痛みの強い場合は、放置せずに歯科を受診してください。

 

口内炎の場合

まずは生活習慣を改善し、ストレスを少なくすることが大切です。栄養バランスを考慮した食事を心がけ、睡眠を十分にとって規則正しい生活を送るようにします。

ストレスをためないためにも、適度な運動も必要です。

 

また口内炎のできた部分から細菌が感染する心配もあるため、うがいや歯磨きを行うことで口の中を清潔にすることも心がけてください。

 

歯磨き粉の成分が体質にあっていないときにも口内炎になる場合があるので、変えてみることも検討してみましょう。

 

さらに、ビタミンB2の欠乏も口内炎を引き起します。ビタミンB2は卵、牛乳、ホウレン草や白菜などの葉物野菜などに含まれています。

 

毎日摂取しないと足りなくなるので、積極的にとるようにしましょう。サプリメントでの補給もおすすめです。

 

自律神経の乱れや不安障害でも舌が荒れることも多いので、精神的な問題のサインと考え、心療内科を受診してみることも考慮しましょう。

 

貧血の場合

普段から貧血の自覚がある場合は、舌のぶつぶつは体が不調を訴えているサインと考え、改善を目指しましょう。

 

鉄欠乏性貧血の場合、レバーやホウレンソウ、アサリ、海苔などの鉄分を多く含む食事とともに、ビタミンCを摂取することで改善できます。

悪性貧血はビタミンB12を注射薬で投与する治療が必要です。気がかりなことがあれば、内科を受診するほうがよいでしょう。

 

感染症の場合

発熱、発疹(ほっしん)、水膨れなどの症状が出た場合は、感染症の疑いがあるので、すぐに病院に行きましょう。

 

口内炎を引き起こす猩紅熱や手足口病などは唾液や鼻水のしぶきでも人に伝染するので、病院に行く際はマスクをつけなくてはいけません。

 

これらの病気にはワクチンはないので、予防するためには日ごろから手洗いとうがいを欠かさないことが重要です。

 

舌は内臓の鏡といわれるように、ささいな不調でも変化します。ストレスや生活習慣の問題は、放っておけば別の病気を引き起こしますし、後々大きな問題につながりかねません。

 

舌に異常が現れたときは、たかがぶつぶつ程度とは思わず、体や心の状態を見直すべきサインと考えましょう。

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