鼻血が突然出る原因!大人の鼻血が増えている。。
<監修医師 豊田早苗>
鼻水が出そうだなと思ってティッシュを鼻にあてたら鼻血!?
びっくりしますよね、子供のころはよくチョコレートの食べすぎだとか言われていましたが、大人になって鼻血が出るとびっくりです。
今回はそんな大人の鼻血に焦点をあてて原因を探ってみました。
大人で鼻血が突然出る原因
抵抗力も体力も子供より上回っているはずの大人が鼻血を出すのは何故でしょうか。
大人で突然鼻血が出る多くは、外傷によるものを除いて鼻中隔側弯症もしくは高血圧が原因で出ることがほとんどです。
特に高血圧は本人の自覚が乏しいので注意が必要です。
最近では、生活習慣の変化によって高血圧の発症率も低年齢化してきています。
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若いから大丈夫なんて思っていても、動脈硬化が進んでいてある日突然鼻血が出て気付くこともあります。
また、高血圧の他にも糖尿病でも血管は細く弱くなってしまうので、鼻血が起きやすくなるといわれています。
食生活が奔放になっていませんか?
高血圧症や糖尿病は特に自覚がなく、症状が出る時はすでに進行している可能性が高いので注意しましょう。
ストレスと鼻血の関係
ストレスと鼻血、一見関係がなさそうに聞こえますが実は密接な関係があります。
生活や仕事などでストレスが加わると、体はストレスに対応するためにフル稼働します。アドレナリンというホルモンをご存知でしょうか。
このアドレナリンというホルモンはストレスに対して分泌されるものなのですが、このホルモンを分泌するためには大量のビタミンCが必要なのです。
ビタミンCは粘膜の形成に関わる重要な栄養素です。
このビタミンの分泌が少なくなると粘膜の形成スピードが緩やかになり、刺激に弱くなってしまいます。
ストレスを受け続け、ビタミンC不足に陥ることによって鼻血が出ます。
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大人になるとお酒もたばこもストレス解消に嗜む方も多いのですが、アルコールを分解するのは肝臓です。
肝臓では、血を止める作用のある血小板が作られています。
ストレスによって肝臓の機能が低下しているところに、さらにアルコールを摂取すると肝臓の機能は一層低下し、肝臓での血小板の合成が減り、出血しやすくなります。
肝臓で作れるビタミンCは最大60mgとされていますので、タバコを2本も吸えば一日の合成量を超えてしまうのは必至です。
たばこも1本吸うと25mg~100mgものビタミンCを破壊するといわれており、タバコを吸う事でさらなるビタミンC不足に陥ってしまいます。
このように見ていくと、ストレスを多大に受け、タバコやお酒を嗜む方は特に注意が必要だということがわかりますね。
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普段から出来る予防法
鼻血にはストレスや生活習慣病が深く関わっています。そのため、これらをまず解決することから始めましょう。
鼻血が出るほどストレスが蓄積されている場合にはストレス解消法を実践してみる他、休息を十分にとれるように配慮しましょう。
また、食事ではビタミンを積極的にとれるように意識してみましょう。
特に納豆は粘膜を形成する際に必要なビタミンK、ビタミンCを含んでいます。
さらに発酵食品なので便秘にも良いですし、大豆には女性ホルモンを活発にする成分も含まれていますのでとてもおすすめの食品です。
注意すべき鼻血の頻度
大人が鼻血を出す時に注意すべきことがあります。それは鼻血の頻度です。
鼻血が出て止血をしても30分以上続く場合や、3日に1度の頻度で出るという場合には注意が必要です。
白血病やアレルギー性鼻炎、血小板といわれる血液凝固成分の欠乏などの原因が隠れている可能性があります。
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これらの症状がある場合には早急に病院にかかりましょう。
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