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胃腸風邪の4つの症状【原因を知って治療しよう】

<監修医師 田中 恵文>
3嘔吐や下痢が止まらなくなる胃腸風邪は、本当に辛い病気ですよね。

季節に関係なくかかる可能性のある胃腸風邪ですが、何が原因で、実際にどのように対処すればいいのか、ご存知でしょうか?

 

何も考えずに市販薬を飲んだりしてしまうと、症状が長引いてしまう可能性がありますよ。

今回は、胃腸風邪の症状とその4つ原因についてお伝えいたします。そして、ご自分で行う胃腸風邪の治療についても解説していきます。

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胃腸風邪の症状

 

それでは、早速胃腸風邪の症状について見ていきましょう。

 

胃腸風邪とは?

まず、胃腸風邪とは何なのか、について説明します。胃腸風邪というのは、「感染性胃腸炎」の通称です。これは、ウイルスや細菌によって、胃腸が炎症を起こしてしまう病気です。

 

子供もかかることが多い病気で、小児科では、「吐き下し」や「お腹の風邪」という言い方もします。

風邪という名前のため、「大したことない」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

間違った治療法で、症状が長引いてしまうことや、他の人にうつしてしまうリスクもあります。胃腸風邪にはどのような症状があるのか、具体的にご説明します。

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腹痛

胃腸風邪で一番強く感じる症状が腹痛です。立っていられないほど痛みが強かったり、長引いたりするときは、胃腸風邪の可能性が高いです。

腹痛で病院に行くなんて、という方もいるかもしれませんが、我慢できないほどひどいなら無理せず病院で診てもらうようにしてくださいね。

 

嘔吐

胃腸風邪では、嘔吐がある場合がほとんどです。胃の中に入った細菌やウイルスを、体が外に出そうとして嘔吐します。

辛いですが、我慢せずに吐き出した方が楽になります。その方が治りも早くなりますよ。ただし、注意していただきたいのが、吐いた後の処理です。

 

ご存知の方もいると思いますが、吐瀉物から胃腸風邪を他の人に移してしまうことがあります。処理するときは、手袋をして、終わったらよく手を洗うようにしてください。

 

下痢

胃腸風邪で起こる下痢は、水っぽいのが特徴です。嘔吐が起こるのと同じで、体内から細菌やウイルスを出すために体が反応して下痢をします。こちらも、辛いですが我慢せずに、出した方が楽になります。

 

発熱

胃腸風邪では、発熱が出る場合があります。ただし、何の菌やウイルスに感染しているかで、熱の出方が違います。

ほとんどの場合は微熱程度であまり熱は上がりませんが、アデノウイルスやサルモネラ菌に感染すると高熱が出ることがあります。

その他の全身症状として、体がだるい、関節が痛い、頭が痛い、悪寒などの症状が出ることもあります。

 

もし高熱が続く場合は、胃腸風邪にかかっていることで免疫力が下がって他の病気を引き起こしている可能性も考えられます。その時は、すぐに病院で診察を受けることをお勧めします。

 

症状の続く期間

辛い症状の多い胃腸風邪ですが、治るのにどのくらいかかるのでしょうか?これも、原因となっている細菌やウイルスによって異なりますが、短くて2〜3日、長くて1週間程度です。

 

なので、およそ1週間は症状が続くことを覚悟した方がいいでしょう。もちろん、ずっと辛い症状であることは少なく、だんだん症状は軽くなっていくはずです。

 

普通の風邪とは何が違う?

通常わたしたちが「風邪」と呼ぶものは、鼻、喉など空気の通り道に細菌やウイルスが感染して起こります。

胃腸風邪では、鼻水、喉の痛み、咳などはほとんど出ません。また、大人の人では嘔吐や下痢で始まる風邪はないと考えてよいでしょう。

 

症状が消化器官に集中していたら、胃腸風邪の可能性が高いです。胃腸風邪に、風邪薬や胃薬を飲んでも効果はありませんので注意してください。

 

赤ちゃんや子供もかかることの多い胃腸風邪ですが、症状は大人とほとんど変わりません。ただ、赤ちゃんや子供は上手く自分で症状を説明できないので、大人の方がよく見てあげることが大事です。

 

もし、お子さんが胃腸風邪にかかってしまったら、後ほど説明する治療方法をご参考に看病してあげてください。

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胃腸風邪になる3つの原因

 

次に、胃腸風邪になる原因を大きく3つに分けて説明していきます。

 

食べ物

胃腸風邪の原因は、ウイルスや細菌が体の中に入ってくることで起こります。原因となるウイルスは、ノロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルスなどが知られています。

 

細菌は、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクターそして大腸菌O-157などが挙げられます。さて、これらの原因菌はどのようにして体内に入ってくるのでしょう。

 

名前を聞いただけでお分かりの方も多いと思いますが、これらのウイルスや細菌に汚染された食べ物を食べることで体内に入ってくることがほとんどです。

 

夏場に起こりやすいのが、細菌性の胃腸炎で、食べ物が傷んだり、十分に洗浄や加熱がされていないと細菌が体内に入ってきて症状が出ます。

ウイルス性の胃腸風邪は冬に起こりやすいと言われていて、二枚貝などにいるウイルスが原因となります。

 

接触感染

ウイルス性の胃腸炎の場合は、感染者に接触したり、嘔吐したものに触れたりして、その後ウイルスが口の中に入ってしまうと感染してしまう場合があります。

もし、胃腸風邪の方を看病するときは、自分も十分手を洗うようにしてください。

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免疫力の低下

実は、こう言ったウイルスや細菌が体内に入ってきても、胃腸風邪になる人とならない人がいます。なぜでしょうか?

感染症の対抗力となる免疫力が違うからです。免疫力が弱っていれば、体内に入ってくる細菌が悪さをするのを止められず、胃腸炎を発症してしまいます。

免疫力の低下を招く原因、それは、ストレス、睡眠不足、そして食事です。

 

ストレス

まず、ストレスは自律神経の働きのバランスを崩してしまいます。すると、血行が悪くなり、体の様々な部位に影響が出ます。

 

血流の中には、免疫で大きな役割を果たす白血球という細胞があります。血行が悪くなると白血球がしっかりと身体中を巡らなくなるので、免疫力が落ちてしまうのです。

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睡眠不足

睡眠不足も健康の大敵です。睡眠不足による疲れも、自律神経の乱れを引き起こし、体内のバランスが崩れていきます。

睡眠はしっかりとることに加え、朝しっかりと起きて夜寝ることも重要です。

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食事

免疫力を保つには食事も大事です。特に、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCなど、ビタミン類をとると新しい血液が造られやすくなります。

逆に、偏った食事ばかりしていると、体内の細胞の働きが鈍くなり、免疫力が落ちてしまいます。

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胃腸風邪の治療法を解説

 

さて、胃腸風邪にかかってしまったらどのように対処したらよいのでしょう?実は、胃腸風邪にかかってしまったときに、劇的に効く薬はありません。

 

体内からウイルスや細菌が出るのを待つしかないのです。ただ、幾つかのポイントを押さえれば、早めに完治することは可能です。今回は、そのポイントを4つお伝えします。

 

吐き気止め・下痢止めは飲まない

少し意外に思われた方もいるかもしれませんが、胃腸風邪の場合は嘔吐や下痢が辛くても、吐き気止めや下痢止めは飲まない方がいいです。

 

なぜなら、嘔吐や下痢というのは、ウイルスや細菌を体外に出すための反応なので、これを止めてしまうとより長く病原菌が体内にとどまってしまうからです。

辛いと思いますが、我慢せずに嘔吐や下痢はしてしまった方が早く治ります。

 

水分補給をする

下痢や嘔吐がある場合、人間は思ったより水分を失ってしまいます。そのため、しっかりと水分補給をしましょう。注意して欲しいのは、水をガブガブと飲まないようにすること。

 

これでは、ただでさえ負担のかかっている胃や腸にさらに負担をかけてしまいます。一口ずつ、ゆっくりと口に含むようにして、水分を取ってください。

アクエリアスのような、糖分や塩分が含まれているスポーツドリンクを飲むのもオススメです。

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安静にする

胃腸風邪にかかった時は、絶対に安静にしてください。仕事は休暇をもらいましょう。

食欲がない場合は、無理に食べないようにしてください。少し症状が落ち着いてから、徐々に食べ物に胃腸を鳴らしていきましょう。

 

辛くなったら医師に相談

嘔吐、下痢、熱、腹痛など、いずれの症状でも辛くなったら病院に行って診察を受けましょう。また、免疫力の低い高齢の方や、赤ちゃんの場合も医師に相談するのが望ましいです。

 

ウイルスが原因の場合は、効果的な抗ウイルス薬がありませんが、カンピロバクターなどは有効な抗生物質があります。

脱水症状が起きてしまっている場合は、点滴を打って効率的に回復することも可能です。

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まとめ

しるし   

今回は、胃腸風邪の症状、原因、そして治療法についてお伝えいたしました。いかがでしたか?胃腸風邪は、子供から高齢者までどんな年齢の方もかかる可能性があります。

 

仕事が忙しいなどの事情もあると思いますが、正しく対処しないと症状が長引いたり完治が遅れたりします。

胃腸風邪かも、と思ったら無理をせず、まず安静にしてゆっくり休むようにしてください。

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